昔の僕もそうでした。(今もありますが・・)
こんな風に考えるのはごくごく自然というか
むしろ、すごくやる気のある人で
将来的にも成功する可能性が高いです。
ですが、
一歩間違えると
逆にキャリアダウンになってしまったり
転職を何度もすることになり
ジョブホッパーのようになってしまう
可能性もあります。
なんてことにならないように
話していきたいと思います。
経理マンが成長できないと感じる環境
我々経理マンが「ああ、成長できないな」と思う環境って
何かって言うと
・ひたすら送金入力業務
・ひたすら固定資産管理業務
・ひたすら伝票起票
・ひたすら連結消去仕訳
・ひたすら有価証券報告書作成
・ひたすら売掛金消し込み
・ひたすら同じ会社の月次決算
・ひたすら同じ会社の年次決算
こんな感じです。
つまり
同じ仕事をずーっとやってる
ことです。
ジョブローテーションがなく
新しい仕事がないと
そりゃ、成長できないですよね。
それに同じ仕事ばかりやってると
飽きてきます。
このナチュラルな感覚は非常に大切です。
ひたすら同じ仕事をやるって言うのは
工場の生産ラインで働いているのと同じです。
ホワイトカラーなんだけどブルーカラーと同じです。
作業型の仕事で思考が伴っていないからつまらないのです。
人間は思考してクリエイティブでいたい人間なので
同じ作業仕事ばかりしていると
自然とつまらないと思うようにできているのです。
僕も昔、毎月、海外送金をひたすら入力している仕事をやっていたときに
と思っていました。
でも
有価証券報告書の作成や連結決算など
一般的に専門性が高いと言われている業務も
ぶっちゃけ、ちょっと高度な作業型仕事です。
こういう作業型仕事をやっている人で
ジョブローテーションがない人は成長できない環境にいる
ということになります。
これからは経理として成長しないと年収は下がる一方
今は超有名大企業であっても
リストラをしています。
武田薬品、博報堂、ソニー、パナソニック、フジテレビ、ホンダ、アステラス製薬、JT・・・・
あげたらキリがありません。
こんな優良企業がリストラするくらいですから
他の大企業に入っても全く安心できません。
仮にリストラされても
外に出されてもどこでも働けるぜ!
という自信がないと生きていけません。
さらにさらに
現在は、DX真っ只中です。
IT化が進み、どんどん作業型の仕事は消え失せていきます。
もしくはこういう作業型のコモディティな仕事の給料は
価値が下がって安くなっていきます。
実際、上記のリストラをした会社ですが
逆に採用活動もどんどんしてるのです。
必要な人(価値を生み出せる人)は採用したいってわけです。
思考型の価値の高い仕事ができるようになって
成長していかないと経理として生きていけません。
なので
作業型の仕事でジョブローテーションもなく
成長できない!と感じる人は
すごく自然で良い感覚を持っている人たち
だと思います。
そしてきちんと戦略を持って行動すれば
成功していけます。
ただ、注意をしなければなりません。
今の環境じゃ成長できない!
と思った人たちはどんな行動を取るでしょうか?
今の環境じゃ成長できない!と思った人がとる行動
転職をしたり
ジョブローテーションを要請したり
部署異動を要請したり
でしょう。
ここで要注意です!
キャリア上の戦略もなく
なんとなく転職をしたり
部署異動をしてしまうと・・・
などという羽目に陥った人を
僕は何人も見ています。
こういった状況になると
また転職をくりかえして
キャリアダウンにつながっていってしまいます。
では
こうならないように
成長できる環境に変えるには
どうしたらいいのでしょうか?
経理として成長できる環境に変えるための具体的な行動
と思われると思います。
具体的な行動を示します。
1.現職で新しい仕事をやらせてもらえるよう働きかける(特に思考型の仕事)
(例)売掛金の消し込みをやっているなら自動化のシステムを入れるプロジェクト
開示をやっているなら開示の自動化システムを入れるプロジェクトをやらせても
らうとか、IRもやらせてもらうとか。
2.現職での追加経験をレジュメに足してレジュメを強化していく(スキルも上がっている)
(例)売掛金回収だけだったのが、RPA導入プロジェクトPM経験が追加されるなど
開示経験だけだったのが、IRも追加されるなど
3.同時並行して転職案件を探しエージェントに積極的に会う(キャリア戦略に強くなる)
(例)売掛金回収からRPAやったけど、これって他の業務でも効率化できるかも
開示経験からIRやったけど、IRマネージャーの案件に受かるかも。
その方が給料高いな
4.レジュメ強化とキャリア戦略が強化されて機が熟したら転職を実行する
(例)今の会社でRPAやシステムのプロマネやったけど年収あまり上がらんなー
でも、転職したらこの経験はもっと評価されるっぽいな
年収も200万くらいは上がるなら転職しよう
あの案件でIRマネージャーで転職したら資本政策にも関わって
年収も300万上がるな、それなら思い切って転職しよう
という感じです。
例もつけたのでイメージが湧くかと思われます。
これならわらしべ長者的な感じで
リスク低く経理として成長できる環境を得られるはずです。
(ついでに年収もしっかり上がりますしね)
結論
今日の話をまとめていきます。
・経理として成長できないと感じるのは自然で良いこと
・ただし、戦略もなく転職に飛びつくのは危険(ジョブホッパーになるリスク)
・現職での成長機会を発掘してやりまくる(結果、自分のレジュメが強くなる)
・同時並行して転職の機会は常にリサーチする(結果、キャリア戦略も強くなる)
・転職エージェントにも会いまくる(これは無料でリスクフリー)
・現職でのレジュメ、スキルの強化とキャリア戦略の強化により、機が熟したら転職を実行する
という話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ゲンタ
こんにちはゲンタといいます。
自己紹介をします。
<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン
↓その後、改善施策を実施
<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万
大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。
ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。
なんだそりゃって感じですよね?
”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。
思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。
皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。
よろしくお願いします。
ゲンタ