こんにちはゲンタです。
DXが経営層の重要マターとなっている中で
経理もITスキルがないと時代に取り残されて
いけてない化石経理マンになってしまいます。
でも
となる人も多いと思います。
僕自身はプログラミングとかはできないしIT専門家でもありません。
ですが、
経理に加えてITや総務や人事も部門長として管掌しています。
なので、どのようなITスキルを持つ経理人材が欲しいか？
実情を話せるかと思います。
経理にITスキルが必要となる理由と背景
経理でITスキルが求められるようになった理由と背景から行きます。
＜経理にITスキルが必要となっている理由・背景＞
- ITの技術が進化してコストが安くなっていること
- IT技術は経理業務と相性が良く経理業務のコスト削減がしやすい
- IT活用が企業の競争力に大きく影響すると経営陣が認識し出した
特に③の経営陣がITに注目し出したというところがポイントです。
これまでITなんかオタクだろ的に目もくれなかった経営陣が
デジタルだと急に言い出したわけです。
偉い人が注目するとお金がITに流れ出します。
一気に変わります。
特に経理はIT技術と相性が良く業務変化が大きいことが予想されます。
これが経理にITスキルが強く求められる理由と背景です。
経理とITはなぜ相性が良いのか？
経理業務とITは相性が良いのですがその理由はなんでしょうか？
＜経理業務とIT技術の相性が良い理由＞
- 経理の仕事は元々システム化が一番進んでいた領域だから
- ビジネスを数値で見える化することが経理の仕事の本質の一つだから
そういうわけでITと経理は相性が良いわけです。
例えば、ERPって会計ソフトが源流です。
会計をするための仕組みを基幹業務まで手を伸ばしてできたのが
ERPです。
経理の業務はシステム化が進んでいたわけですね。
それともう一点、経理の仕事自体が数値化することが目的であり
データベースなどIT技術と相性が良いことが理由にあります。
ITスキルを持ってる経理と持ってない経理の将来
相性がいいのだからITスキルのある経理マンは
ガンガン業務を変えていけるし結果を出していきます。
ITスキルのない経理マンは
どんどん置いてけぼりを喰らい結果を出せずに
オールド経理マン的な位置付けになります。
ITスキルがない経理マンは
工場のライン担当者のようなポジションにしか
いられなくなります。
つまり、給料がずーっと上がることがないでしょう。
逆に
ITスキルがある経理マンは
若くても重宝されてガンガン昇進していく
ITツールの進化が激しく
ITツール活用の巧拙によって
企業の競争力に大きく差が
出てくることになるため、
ITツールを使いこなせる経理マンは
経営陣から非常に重宝されます。
意外とできる人が少ないので、
これはある意味チャンスだと言えます。
ということで
ITに強い経理というポジションを獲得した方が間違いなくお得です。
経理に求められる３つのITスキル
どんなITスキルが経理に必要となってくるのでしょうか？
無駄にエクセルができないといけないなんて話はしません。
もっと実務に沿ったリアルな話をします。
結果的に純粋なITスキルではないかもしれません。
僕が考える経理に求められるITスキルは次の３つです。
＜経理に求められる３つのITスキル＞
- 財務データの構成要素を理解できるERPスキル
- ITツール導入のためのプロジェクトマネジメントスキル
- BIツールでデータ分析して施策提案できるスキル
財務データの構成要素を理解できるERPスキル
これはズバリERPのスキルです。
ERPは過去二十年くらい使っていると思うのですが、
これが意外に使いこなせている会社が少ないです。
全貌を理解できている人が
皆無と言っても過言ではありません。
なぜかというと
ERPがありとあらゆる会社の基幹業務を管理するツールであり
そんな全てのプロセスをわかっている人や
分かろうとする人なんかいないからです。
つまり簡単ではないということです。
ここで経理の仕事っていうのが
どういうものかというと
全ての会社の業務活動を
お金に換算して
ERPのなかで財務諸表にする
これがある意味経理の仕事の基礎です。
つまり
経理というのは
全てを理解したような顔を
しなければならないわけです。
逆にいうと
全ての数字を理解しようとすれば
できるポジションにいます。
＜ERPをどう扱えれば良いのかの事例＞
- ERPで財務諸表から基礎データにトレーシングをして売り上げがどのように作られたのかがわかる
- 原価がどのように作られたかをERPで細分化できる（分析できる）
- どのように販売促進活動したのかERPで細分化できる
- 人件費がどのように推移したのかERPで細分化できる
- 細分化の管理をERP上でプロセス構築ができる
こういう人は経理でITスキルがあると言えます。
ERPをここまで把握できている人は意外といないです。
会社でもっとも
重要なITツールは
ERPであるにもかかわらず
です。
めちゃくちゃ重宝されるはずです。
ITツールを導入するためのプロジェクトマネジメントスキル
ITツールを導入するための
プロジェクトマネジメントスキル
も重宝されます。
RPAの導入、ワークフローの導入、BIツールの導入など
経理に関連する効率化ITツールを導入するためには
プロジェクトマネジメントスキルが必要になります。
経理業務を知らないエンジニアにわかりやすく要件を伝え、効率化をする
システムも経理も詳しくない経営者にシステム導入のコスト、
メリットを説明し予算を獲得する。
この業務ができれば
一気に経理なのにITもできる人
的な見方をされるでしょう。
実際にはこのプロマネ人材が足りないのです。
いくら、プログラミングをできても、
周囲とコミュニケーションを
とっていけなければ役に立ちません。
経営層を説得してITツールの導入をして
DX化を進めていくプロマネができる人材
ITの専門性はなくてもよくて
ITを使いこなすことができる経理人材
これこそが会社が真に求めるITスキルのある経理マンです。
ちなみに会社が入れて欲しいと
思っているツールはこんなところです。
BIツールでデータ分析して施策提案できる
経理として重要なのは
ITのメンテナンスをすることではなく
あくまでも使いこなしていくことです。
その意味で重要なのがBIツールです。
通常、BIツールはERPなどと紐づいており
ERPの大量データをBIツールかエクセル等で
レポートにしていきます。
別にBIツールを使わなくても
エクセルでも良いのですが
ERPの広大なデータをBIツールで分析して
コスト削減のチャンスや
コストの投資対効果のモニタリングを行うこと
これによって
施策を打ち出すこと
できればいうことありません。
ちなみに最近はエクセルの中で
ダッシュボードを作成することができる
機能が搭載されています。
これは経理としては学んでおくべき機能です。
わざわざBIツールを導入しなくても
エクセルでできるところも増えてきました。
エクセルは身近なので無料でできちゃいますよね。
いつの間にか周りに追い抜かれないように
僕は先にモダンエクセルのスキルを身につけようと思っています。
具体的にはパワークエリ、パワーピボットという機能です。
経理のためのITスキルの身につけ方
僕はやはり実務で身につけるのが一番早いと思っています。
IT活用レベルの高い会社で働くと
自然とワークフロー、ERP、エクセルの技、BIツールなどが
入っていて学べてしまいます。
いくらエクセルの関数をいっぱいしていても
ERPの仕組みを知っていても
結局、実務でどう使うのかがわからないと
意味がありません。
しかし
全ての会社のITレベルが高いわけではありません。
低いレベルの会社にいるといつの間にか
世の中から置いてけぼりになってしまいます。
なので僕は最新のトレンドを追って
学んでいくことをやっています。
僕は基礎的なものはジャスネットの通信講座で学びました。
最近はパワークエリやクラウド会計ソフトの使い方なども学べるようです。
初月無料で経理の仕事に役立つ150以上の動画が学べるサイト【Accountant’s library】 
最近はたまにUdemyで好きなものを
選んで楽しみながら学んでいます。
https://www.udemy.com/
数千円くらいで買えますし
新しいスキルに触れている感じがたまりません。
プロジェクトマネジメント、パワポの作り方、データ分析のやり方、PMP、pythonなど
最新のスキルに触れることができます。
あとは月並みですが興味がある本を買って
それを使って実務に使ってみたりといったところです。
結局、実務に落とし込めるか？
が肝です。
なので新しいツールでどんなものがあるのかを知って
それを会社の中で提案して導入するプロジェクトをマネジメントする。
これが一番の経理のITスキルの勉強方法です。
まとめ
最後にまとめます。
DXを進めたい世の中で
経理マンにはITスキルが必須
である。
経理がフォーカスすべきITスキルは
やはりERPです。
そして次にツールを導入するプロジェクトマネジメントスキル
データを可視化するBIツールのスキル
ERP×プロマネスキル×BIデータ分析
ここまで揃えば鬼に金棒です。
これらがあればめちゃくちゃ重宝される
ITスキルのある経理マンであると自信をもって言えますし、
どこでも生きていけるはずです。
以上です。
ゲンタ
こんにちはゲンタといいます。
自己紹介をします。
＜昔＞
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は３００万円で、超いけてない経理マン
↓その後、改善施策を実施
＜今＞
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万
大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。
ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。
なんだそりゃって感じですよね？
”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。
思考型経理って一体なんだろう？と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。
皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。
よろしくお願いします。
ゲンタ
