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管理会計業務を楽にするBIツールとは一体何なのか?

こんにちはゲンタです。

今日は至ってテクニカルな話です。

管理会計やマーケティング分析や営業分析で使う

BIツールってものを紹介します。

 

BI=Business Intelligenceの略です。

 

最近はこのBIツールっていうのが流行です。

このBIツールっていうのは、会社の中にバラバラに点在しているデータを

まとめて経営者に向けて管理会計とかレポーティングのための機能です。

 

最近はマネジメントからの要望もどんどん細かくなっていっていて

この流れが進んでいるわけです。

 

この流れからも完全にこの世は

管理会計に向かって動いている

ということがわかると思います。

 

じゃあ、管理会計で使うBIツールって何なのよ?って話ですが、

ずばり、データの収集から加工、分析レポートを実行するためのツールです。

 

つまり、データを作成するツールじゃなくて、

既存のデータを集めて、

加工してレポーティングするツール

です。

社長からの指示でERPデータから売上レポートを作る

より具体的に話します。

ERPから売上レポートをつくることを例にします。

 

「顧客別商品別の売上データが見たいんだけどー」

と、社長から言われたとします。

 

じゃあ、ERPのデータをエクセルに落として、

それを加工するかーとなると思います。

 

ERPには細かいGLデータ、SOデータ、POデータ、製造原価データ、購買データ、売上データ、仕入データ、商品マスタ、顧客マスタなどといったビジネスを数値化したデータが入っています。

それらをダウンロードしてSumifしたり、Pivotテーブルしたりしてレポートします。

で、社長にエクセルのレポートを提出しますよね

 

でも、

そうすると、今度は社長から

「いや、もっと細かいレポート欲しいんだけどさ

 例えば、営業マン別顧客別商品別売上レポートって見れるかな。

 営業マンがどれだけ各自売上ていて成果出しているか見たいんだよね」

と言われたりします。

 

あーめんどくさい!

てゆうか最初からいえよなー

また一から作り上げないと。。時間がない。

 

なんてことになります。

 

しかし、BIツールを使うと、

BIツールからERPの生データを引っ張ってこれます。

つまり、ERPからデータをダウンロードする手間が省けます。

次に生データをBIツールで引っ張ってきて

縦軸に顧客、横軸に商品というように並べて売上データを表示することもできますし、

縦軸に営業マン名、横軸に商品というように並べることもできます。

だから、先ほどの社長の依頼に対しても、

「ハイハイー。いますぐできますよ。ほら」

って感じで、その場でレポートをすることができたりします。

まだわかりにくいかもしれません。

BIツールの4つの機能

BIツールにデフォルトで入っている機能を使ってデータを分析して、

レポーティングする機能が備わっていることが多いです。

1.分析レポーティング機能(OLAP)

要はERPデータをあたかもPivotテーブルであるかのようにデータを使うことができます。

例えば、ERPの販売データに入っている顧客別商品別売上をこのツールから吐き出すことができたりします。

さらにセット具合によっては、直接顧客別の収益を作ることもできます。

で、Pivotテーブルと同様にこの出来上がったレポートの内容をドリルダウンして

要因分析をすることもできます。

これがメインの分析機能ですね。

 

2.ダッシュボード機能

これは計測器みたいな形で上記のレポートをビジュアル化できる機能です。

つまり、グラフとかパイチャートとかそういったものを作成する機能ですね。

最近のはやりはこれです。

個人的にはきれいにしたからなんだ?って感じもしてますが、

こういうのをやりたがる人は結構多いです。。。

 

3. データマイニング機能

大量のデータから相関関係などを分析する機能で、

クロス分析、相関分析、回帰分析を行う機能ですね。

マーケティング部などで使用することが多いです。

 

4. プランニング機能

事業計画の策定などを行う機能です。

ベンダーはこの機能があると説明しますが、

個人的にはほぼ使ってないというか、

上のレポーティング機能やダッシュボード機能の一環でしかないかなと思います。

ぶっちゃけ無視して良いかと思います。

BIとDWHとETLの違いとは?

BIとよく似た機能としてDWHとETLというのがあるので

その違いについて説明しておきます。

というか、そもそもBIツールはこれら三つのシステムが組み合わさって

ようやく発揮するものなので、三つ合わせてBIツールと考えて良いです。

 

ERPや人事システムなどシステムを

ETL(=Extract Transform Load)によって

システムを集約化してDWH(=Data Warehouse)に

データを蓄積させDWHからデータを抽出して

BIツールでレポーティングするという流れとなります。

というわけで、BIツールっていうのはこれら三つの機能を合わせて

考える必要があるというわけです。

別に言葉は覚える必要なくて概念を理解することが大事です。

BIツールを活用するベネフィットとは?

BIツールを使うことで、管理会計の業務は非常に楽になります。

 

今まではERPデータをダウンロードして、

一部は営業部から細かいデータをもらって、

物流部からももらって、、、、

で、完成させた顧客別損益表をPLとチェックしてみたら合わない・・・

あー、物流部出した物流費がPLと会ってないじゃん。

物流部にいって直させなきゃ。

とかなるわけで、超めんどくさかったわけです。

 

これがBIツールを使えば、

Pivotテーブルのようにこれを横軸、これを縦軸、で金額と数量をいれる。

みたいにデザインするだけでレポートが完成します。

しかもいちいちERPデータをダウンロードしなくてもいいというのがショートカット。

 

これによってこの資料を作成していた人の業務が不要になります。

その人をこの業務から抜き出して、別の仕事(分析する仕事とか)を与える。

これがBIツールのベネフィットですね。

 

ていうことで、

やはり世の中は思考型経理にシフトしてるなということをおわかりいただけるかと思います。

基本的に作業仕事にぶち当たったら、

ITにやらせたり、部下にやらせたり、

外注にやらせたりするということを考えましょう。

それだけで思考型経理として生き残る可能性が高まります。

じゃあ、BIツールって具体的にどんなパッケージがあるのか?

最後にどんなBIツールがあるのかを見ていきましょう。

Microsoft Power BI(MS製だけあって馴染み深い画面が出てくるのですが、既存の業務に組み込めないという点が弱点です)

Tableau(BIツールの老舗。OLAP分析が得意)

・・・

Oracle BI(一ユーザー年間13万円くらい)

Qlik Sense

Microstrategy

という感じで、あとは大きな差はないと思います。

 

迷ったら、タブローかMSのPowerBIを選んでおけば良いと思います。

BIツールを実際に使うときの留意点

BIツールを使うときの留意点として

レポーティングをいちいちシステム屋に

デザインしてもらわないといけないという点です。

結果、出来上がったBIを使わないとか、気に入らないとか

いちいち面倒なところです。

 

そこでセルフサービスBIというのがあり、

これは自分でBIを作っていけるものであり、

僕はこれが決定版ではないかと見ています。

 

ということで、以上です。

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僕は大学卒業してからも プラプラとニートをしてました。

その後、零細企業になんとか潜り込みました。

そのあとは、簿記1級やUSCPAを取得したりつつ、

転職活動をやりまくりました。

その結果、一部上場企業に入社することができました。

決算などの作業仕事はほぼやらず、

プロジェクトを回したり、海外出張にいきまくるなどしました。

今では海外でCFOをやっています。

年収も1000万を超えました。

今後はファイナンススキルとプロジェクトマネジメントスキルを武器にして、

上場企業のCFOになってクリエイティブな仕事やろうと日々色々と学び、行動しています。

このブログのコンセプトは、 “Beyond The Finance” といいます。

なんだそりゃってかんじですよね。

もうちょっと詳しくみてやろうかなと思う方はこちらから読んでください。