思考

経理やっていても何か自分が価値を生み出した感じがしない・・・。

こんにちはゲンタです。

今日は経理って価値生み出してなくね?
という不安を話していきたいと思います。

 

僕も正直、こんなことをよく考えていました。

 

昔は

「連結開示とかスゲーやりたい!
そんなのできたらメチャクチャレベル高い。」

なんて思っていました。

 

が、
やってみると
「なーんだ、連結なんてほとんど単純作業じゃないか。」

となってしまいました。

 

もちろん、

たまにある複雑な資本取引を仕訳するのは
条文読んで仕訳作って、
監査法人と議論してみたいに
何となく高度なことをした気になれるけど。

それも言ってみれば、
ただの会計処理・・・。

 

何か自分が価値を生み出した感じがしない・・・。

営業やマーケティングの方が
会社の業績に貢献していて
価値を生み出している感じがする。

 

営業やマーケティングから
若干、バカにされている気がする。

 

もっと、自分が価値を生み出している感が欲しい。
そのためには、もっと会社の業績自体に影響を与えるしかない。

 

経理財務から会社の業績に影響を与えるにはどうすればいいのか?

・税務戦略で実効税率を下げる=EPSに直撃するからめちゃくちゃ価値が高い
・ストラテジックソーシングでコスト削減を主導する
・財務戦略(遊休資産の処分、持ち合い株式の処分、自己株取得、資金調達方法の変更で資本コストを下げる)で株主価値を創出する
・デリバティブを使ったリスクヘッジで仕入コストの低減をする
・M&Aで価値ある会社を安く買ってシナジー効果をあげて価値を創出する

などがあります。

 

特に、
財務戦略であるような株主価値を創出するというところまで
考えられるというか、
デザインできるポジションっていうのは、
ファイナンスのポジションしかあり得ない。

 

でも、

こういうことをやるにしても、
税務戦略と財務戦略以外は
ビジネスを深く理解して
他部署とコラボしなければ
実現できないことばかりです。

 

例えば、
M&Aで価値を創出するにしたって、
具体的にシナジーを生み出す部分というのは、
同機能のリソースを統合して削減することだったりするわけです。

 

営業の機能を統合するにしても、
どうやって統合したら
価値が出るかを知っているのは、
営業の統括をやったことがある人でないと
どこまで切っていいのか、
どうやって合体させると効果が高いのか
っていうことはわからないわけです。

 

そうであれば、
やはりこういった部分を知っていかなきゃな
ということになる。

 

つまり、
ビジネスの現場の近くで
物事をみる経験が必要になるわけです。

 

 

よく、M&Aコンサルとかで
投資銀行出身の人やコンサルの人が
本M&A案件の目的や効果なんかを
パワポにしていることがあるけど、

本当にそれが実現されて
価値が出たということなんか
生では見たことないです。

ほとんどが机上の空論。

 

1+1=2がせいぜいで、
逆に、
(1+1)× 70%=1.4
とかになってしまっていることが
よくある。

 

 

こういう状態を
わかってないのにわかったふりしている状態なんだと思います。

 

わかってないならわかってないと認識して、
地道にわかるようになるべきなんですね。

 

まあ、投資銀行とかM&Aコンサルとかは
実際に働いている友人や後輩から聞いていても、

「マジ、虚業っす。
いかに上手くクライアントを転がせるか
のスキルを競っている感じです。」

っていうわけです。

 

 

まあ、こういうスキルもある意味必要なのかもしれませんが、

やっぱり、きちんと価値を創出するスキルを獲得して
堂々と何がきても価値創出できるぜという自信を
持ちたくないですか?

僕はめちゃくちゃそう思っています。

 

 

逆に言うと、
ファイナンスをベースにして
ビジネスで価値創出できるスキルが
あれば、
これぞ、どこにいっても通用する
絶対に潰しがきくスキルであると言えるわけです。

 

 

じゃあ、そのために何が必要なのか?

 

 

まず、絶対的にファイナンスのスキルが必要です。
これは持っている人めっちゃたくさんいるはずです。
まあ、会計士の資格あったり、
金融機関の人は大概あるでしょう。

 

次に必要なのが、
ビジネススキルです。

もっと特定すると、
マーケティングスキルです。

 

 

このビジネススキル(マーケティングスキル)をどのように獲得していくべきか?

これを現在、試行錯誤中ですが、
僕の中ではこのように考えて実際に実行しています。

 

 

ビジネススキル(マーケティングスキル)も、
ファイナンススキル同様に、
単に本を読んだり、セミナーに出ているといった
インプットしているだけでは身につかない。

 

実際に、アウトプットして
失敗をしたりして行く中で
成功したりして、
ああ、こういう感じが上手くいくんだな
というように獲得できるスキルのはず。

 

そういう意味では、
実際にマーケティング知識をインプットしながら、
アウトプットする場が必要。

アウトプットする場ってどこよ?
となります。

それを僕はこのように考えました。

・海外駐在CFOになってフロントサイドに積極的に絡む

 

 

海外駐在してCFOになれば、
自然とポジションが上がり、
フロントサイドに絡んでいく経験ができる。

 

 

そうなれば、
実際にM&Aするときに
どんな風にシナジーを生み出すか?
の具体的なプランを作る感覚が生まれるだろう。

実際に、コスト削減プロジェクトを小さくても
立ち上げて見たら感覚がつかめるだろう。

とかですね、
要は実験が自分の裁量でバンバン出来るのではないかと考えたわけです。

 

 

で、これを3−5年やった経験をベースにして、
もう少し大きい上場企業のCFOの立場になって
実際にM&Aで価値創出することとか
が本当に手の上に乗せてできるようになるんじゃないか
と仮説を立てました。

 

 

実際にこれをやるために、
海外駐在CFOになることはできました。

ここから実行していく過程も書いていきます。

 

まあ、海外駐在CFOになる過程自体も
ある意味、マーケティング活動でした。(営業活動というか)

 

この辺の話もまた書いていきたいと思います。

 

下記の記事を読んでみてください。

結構、やる気が出るんじゃないかと。

【転職術】20代の経理キャリアを一気に駆け上がるためにどういう会社を選べばいいのか?

 

30代経理経験者のためのキャリア戦略 〜 年収1千万超えの経理マネージャーへの道

経理キャリアのおすすめ転職エージェントまとめ

 

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僕は大学卒業してからも プラプラとニートをしてました。

ですが、その後USCPAを取得したり転職活動をして

今では一部上場企業で決算などはやらずに複数のプロジェクトを回したり、海外出張にいきまくるなどしてます。

年収も1000万を超えました。

 

今後はファイナンススキルとプロジェクトマネジメントスキルを武器にして、

CFOになろうと日々色々と学び、行動しています。

 

このブログのコンセプトは、 “Beyond The Finance” といいます。

なんだそりゃってかんじですよね。

もうちょっと詳しくみてやろうかなと思う方はこちらから読んでください。

こんにちはゲンタといいます。

自己紹介をします。

<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン

↓その後、改善施策を実施

<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万

大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。

ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。

なんだそりゃって感じですよね?

”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。

思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。

皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。

よろしくお願いします。

このブログの目的~Beyond the Financeはじめに こんにちはゲンタです。 僕は大学時代にさぼってしまい大学卒業後も就職もせずにぷらぷらとニートになりました。 その後、...

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