こんにちはゲンタです。
今日はアルゼンチンの通貨切り下げニュースから
色々と妄想していきたいと思います。
こちらの記事です。
こちらの記事から一部のみ抜粋します。
評価したのは、ミレイ大統領の「ショック療法」による経済再建策だ。就任直後には、非公式の為替相場との格差を縮めるため、自国通貨ペソの対ドル公式相場を約5割切り下げた。
アルゼンチンは通貨の価値を5割切り下げた
自国通貨を5割切り下げとあります。
つまり、これは円とドルでいくと
1ドル=150円を1ドル=225円にするということと
ということです。
はい、その通りで自国の通貨の価値を自ら下げたというわけです。
自国の通貨が弱くなるのって、日本と同じ状況ですね。
ちなみにアルゼンチンペソの為替チャート推移はこんな感じです。
![](https://beyondthefinance.com/wp-content/uploads/2024/05/アルゼンチ-1024x518.jpg)
なぜ自らアルゼンチンは通貨価値を切り下げたのか?
一言で言うと、アルゼンチンは国の債務が多くなりすぎたからです。
その結果、マーケットに対して債務償還に不安を与えてしまっていました。
その財政の悪化の理由は財政がゆるゆるであったのが理由です。
その結果、なんと政策金利が133%という猛烈な金利となってしまったわけです。
23年10月にはこんな記事がロイターに出ています。
日本の金利なんて10年国債で1%くらいですからね
どれほど異常な状況なのかということです。
アルゼンチン物価や国民の生活はどうか?
これまでの内容をまとめつつ、アルゼンチンの国民への影響を考えるとこうなります。
通貨切り下げ→輸入物価上昇、あらゆる物価が上がり、買える物が減る
緊縮財政→政府からお金の補助金、政府関連の仕事が減る→国民の収入源
金利引き上げ→お金を借りられなくなり、使えなくなる
実際にこの日経記事では、4月の物価は対前年比289%上昇とあります。
要は去年1万円だったものが3万円になったということです。
まさにお金の価値が下がってしまったわけです。
300万円持ってたのに100万円にしかならないという感じ。
実際にアルゼンチンの人がどんな生活をしているかという記事を見ると
今日は肉を食えず、ひよこ豆しか食えないとか
消費量は過去30年で最低とかだそうです。
ガソリンとかもめちゃくちゃな値段でしょうしね。
そりゃー、暴動とかも起きだろうなーという感じです。
一方で今の政権は緊縮財政し、金利も引き下げようとしていて
まともと言えばまとめかなとも思います。
まとめつつ、日本円はどうなるのか?
まとめつつ、日本円についても考えていきたいと思います。
・2010年代の緩慢な財政政策によってアルゼンチン財政は大幅に悪化
・その結果、金利が上昇しつつも自国通貨が大幅に下がるという状況へ陥る
・ペソのきり下がりにより輸入物価をはじめ、物価が大幅に上昇
・アルゼンチン国民の生活は超貧乏状態に突入
まあ、結構シンプルですね。
ここから考えてしまうのは、日本も同じになる傾向を持っているということです。
自国の通貨がどんどん円安になっていっていますよね。
![](https://beyondthefinance.com/wp-content/uploads/2024/05/円安-320x180.png)
さらに財政なんて馬鹿みたいに債務超過状態です。
それが毎年、爆発的に増えていってます。
このような中で金利を健全な水準に持っていこうと
上田総裁は頑張っています。おそらく徐々に金利は上がっていくのだと思います。
一方で、日本国債は大量に積み上がり、金利引き上げによる金利コスト負担がついてくる。
となると、やるべきことは、日本円の価値の切り下げだろうと思います。
日本円の価値を切り下げれば、債務の価値も切り下げることができますからね。
そうやって、財政を健全化する道を探っているようにしか見えません。
だからこそ、みんな株を持っておけよ、
ちゃんと物価高についてこいよと言っているわけです。
![](https://beyondthefinance.com/wp-content/uploads/2024/05/How-to-Invest-in-Stocks2-320x180.png)
![](https://beyondthefinance.com/wp-content/uploads/2024/05/企業価値-320x180.png)
日本円しか持っていない人がいれば、
徐々にドルにしたり、株にしたりしておいた方が賢明だと思います。
連想しながら事象を眺めてみると経済の流れと傾向が見えてくるなー
と感じます。
終わり
ゲンタ
こんにちはゲンタといいます。
自己紹介をします。
<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン
↓その後、改善施策を実施
<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万
大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。
ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。
なんだそりゃって感じですよね?
”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。
思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。
皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。
よろしくお願いします。
![](https://beyondthefinance.com/wp-content/uploads/2017/12/beyondthefinance-320x180.png)
ゲンタ