こんにちはゲンタです。
今日は円安のニュースから、今の市場環境について
他の記事との関連性を解説します。
「歴史的円安」解消、なお時間 金利差より厚い需給の壁
円相場が1ドル=150円の節目を抜ける歴史的な円安局面が長引いている。日米間の金利差が主因だが、背後にある貿易などの需給要因に伴う円売りの影響も見逃せない。日本から海外へお金が流れ出す構造が変わらないかぎり、金利差が縮んでも円安基調からの抜本的な転換は難しい。
(出所:日経新聞)
この記事では、
円安の要因は①日米金利差と②ドル円の実需の需給による要因であるとし、
①についてはいずれ収束する可能性があるが
②については構造的に変化しにくいのではないか?
と言っているわけです。
まあ、一旦今のドル円のチャートを見ていきましょうか。
今のドル円は35年前のレートと同じ
今のドル円は1989年頃のレートと同じ程度です。
つまり、円は35年ぶりの安値圏にある状況というわけです。
しかも、その勢いが増しつつあるという感じです。
GW中に日銀が為替介入を2回行うことで、160円を上限に抑えられているような状況です。
いや、ほんと。
我々が持っているJPYが安くなっていく一方であり、
結果、我々、日本人が買えるものがなくなっていくということを意味するわけですからね。
海外旅行なんて夢のまた夢・・・。

日米金利差によるドル円レートへの影響
まあ、でもなんだかんだ言っても金利差が最も大きい影響を与えているのは明白です。
ちょっと古いデータですが、ほぼ為替レートと金利差は連動しています。
と思う方がいるかもしれません。
理由は、単純で金利が高い通貨を持っていた方が金利収入が増えるからです。
だから、金利が高い通貨の方が需要が高まり、レートが上がるわけです。
ちなみにこの場合の金利は10年物の国債によって示すことが多いです。

これがわかると、
こちらのBloombergの記事とかもへーそうなんだね
って感じになると思います。
6日の外国為替市場の円相場は先週末から下落して一時154円台を付けた。予想を下回った米雇用統計を受けて買われた米国債の長期金利は4.5%程度で下げ止まり、日米金利差を意識した円売りが再び優勢となっている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-05/SD18SMT0AFB400
インバウンドによる円買い需要と
ITサービスによる円売り需要
今回の日経記事で言っている最大のポイントはここです。
インバウンドすごいですよね!
実際、どんどん外国人が日本に行っています。
円安だからっていうのもあるでしょうが、
やはり、コロナ明けて日本に行きたい外国人がいっぱいいるんだなというところです。
インバウンド→外国人が外貨を円に変えて円を使うという円買い需要が高まるわけです。
これが大体4兆円くらいだそうです。
海外企業のITサービスの利用増大→日本人がネットフリックスとかAmazonのAWSとかMicrosoftの365とかのクラウドサービスを使いまくってますが、これらは円売り需要になります。これが大体6兆円くらいだそうです。
というわけで、この差引がマイナスになっていて、これがどんどん加速するから
構造的に円安が続いちゃうんじゃないの?
っていうのが日経で言っている話なわけです。
っていや、そんな単純な話ではなく、マーケットはコロコロ勢いで変動しますからね。
それと結局、金利差っていうところが重視されるのは間違いないです。
実需については他にも貿易統計が重要ですが、一旦ここまでとし、
今後の米国経済について他の記事との連動性を見ていきます。
金利差による影響が大きく
米国経済がどうなるかが重要
金利差が今後、どのようになっていくのかは
やはり米国の経済次第です。
米国経済と物価のインフレが落ち着いてきたら、
FRBのパウエルさんはそろそろ自分の任期も終わりになるので
早く宣言していた利下げをやってあげたいと思っているはずです。
なので、最近出てきた労働統計やCPIの指標が徐々に鈍化してきた状況は
金利引き下げ方向になってきていると思います。
徐々にドル円も落ち着いてくるのではないかなというのがメインシナリオです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1102L0R10C24A5000000/
【ニューヨーク=佐藤璃子】ニューヨーク連銀が14日発表した四半期報告書によると、2024年1〜3月期に新たにクレジットカードの支払いを延滞した割合は8.93%と、13年ぶりの高水準となった。
この記事なんかは米国経済の落ち着き傾向を示すものです。
ただ、低所得者層はキツイ状況ですが、高所得者層は株価も良好なので景気が良いようです。なので、物価が下がってないわけですね。
今後の米国のCPIや労働統計を注視していきたいと思います。
まとめ
キリがないので、まとめます。
- 円安の要因は、①日米金利差と②ドル円の実需の需給
- 円は35年ぶりの安値圏にある
- 為替レートと金利差は連動
- インバウンドにより4頂点の円買い需要
- 海外企業のITサービスの利用増大、円売り需要が6兆円
- 米国のCPIや労働統計から金利差縮小傾向へ転じる時期を注視
終わり
ゲンタ
こんにちはゲンタといいます。
自己紹介をします。
<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン
↓その後、改善施策を実施
<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万
大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。
ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。
なんだそりゃって感じですよね?
”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。
思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。
皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。
よろしくお願いします。

ゲンタ