日経・雑誌

【書評】渡部清二 「日経新聞マジ読み投資術」の解説

こんにちはゲンタです。

いきなりですが、皆さん日経新聞とか読んでいますか?

日経新聞って読んでもおっさんの話に付き合えるだけだから読みたくない。読む必要性を感じない。 

 

わかります。 

僕もそうでした。 

ただ、僕は投資をやるようになってから、日経新聞を読むようになりました。 
というか、日経新聞だけでなく、毎日複数のメディアに目を通しています。

毎日見ているのは 
bloomberg 
ロイター 
yahoo finance
四季報オンライン
 
NBC NEWS
です。 

パラーっと読んでるだけですけどね。 

ただ、経済のながれを一度掴まないと 
よくわからないからつまらないと思います。 

そんな人に良いかなと思ったのが 

渡部清二 「日経新聞マジ読み投資術」

です。

これの使えるところだけ要約解説していきます。 

「日経新聞マジ読み投資術」の使える箇所のみ解説

ポイントは2点だけです。 

「日経新聞マジ読み投資術」のポイント2点

  1. 記事からぼんやりトレンドの変化に気づく 
  2. ぼんやり変化の因果関係を妄想する 

いろいろ言ってはいるんですけど、

結局まぁ言いたいのはあらゆる記事の中から
変化世の中の動きの変化とかトレンドの方向性とか
っていうところをつかんでいこう

そのためには、

ある記事の内容と他の記事の内容が繋がらないか
因果関係がないかなどど妄想する

ことが必要だと言ってます。

妄想って要は自分の頭で考えていくってことですね。

そういうことをやっていくと世の中の流れがつかめるし
今後こうなっていくんじゃないかとかわかるよ。

ということをこの本では言っています。

具体例 

たとえば、こんな感じでやると言っています。

インドで車の販売台数が4,000,000台を超えました
その中でマルチスズキはシェア50%を占める

っていう記事です。
(5年くらい前の記事なので現状の500万台と異なります)

へー、スズキってインドで人気あるんだね。インド人増えてるし、経済成長すごいからなあ。

っていうのが、普通の反応です。

マジ読みの場合は、ここからさらに妄想していきます。

マルチスズキシェア圧倒的ナンバーワンでシェア50パー近くある。
この会社がこのインド市場4,000,000台あるインド市場でシェア50%って事は要は2,000,000台売ってるってことになる

この数量がどれだけのものなのか?

トヨタが当時世界で売っていたのが全世界で10,000,000台なので
マルチスズキがインドだけで2,000,000台はかなりの量だということになります。

今後、インドが経済成長を続けてシェアが同じことが続けば、そのまま世界の自動車シェアにおいてもスズキのポジショニングが上がっていくんじゃないかなどと妄想できます。

ちなみに、これが2022年の世界自動車販売シェアです。

スズキはなんと日産より上なんですね。

この記事読んだ後に
スズキの業績ってどうなのかなっていうところを
見てもいいかなと思うね。

最近の日経記事によると過去最高益を更新しているようです。
インド経済は中国からのシフトで好調な見通しですからね。
インド銘柄であるスズキの業績が好調なのもわかります。

前期決算で売上高は前の期比16%増の5兆3742億円と初めて5兆円台に乗せ、純利益は21%増の2677億円。本業のもうけを示す営業利益や経常利益とともにいずれも過去最高を更新した。営業増益要因では、四輪車などの販売増による446億円と高価格帯シフトなどでの534億円を合わせると、為替影響の828億円を上回る。

インドの金利って何%くらいなのか、金利が高いと自動車売れなくなるよな
ということは、インドの金利が上昇したらスズキの株価も落ちるかもしれない
とか

あと、スズキがなぜインドでシェアが高い位置を占めるに至ったのかも調べても良い。

スズキは元々織り機メーカーとしてスタートした会社であり、
戦前からアジアに輸出をしていた。
インドにもスズキの織り機が普及しており、その土壌の上に
オートバイとか軽自動車で進出した結果、高いシェアを占めるに至ったということだと。

まとめ

まとめます。

「日経新聞マジ読み投資術」のポイント2点

  1. 記事からぼんやりトレンドの変化に気づく 
  2. ぼんやり変化の因果関係を妄想する 

これによって、

変化世の中の動きの変化とかトレンドの方向性とか
っていうところをつかんでいく

が可能になります。

毎日、気楽な気持ちで気になる記事だけで良いので読んで
あー、世の中こっちの方向性なのね、みたいに歯磨きでもしながら見ておいて
他の記事を見て、その方向性と合致する、もしくは反対だななどというものがないか
見ながら、自分の中で解説してみる=妄想してみるっていうのをやってみてください。

ぜひ、こちらの本も読んでみてください。
投資する際の投資アイディアを作るときにも役にたつと思います。

渡部清二 「日経新聞マジ読み投資術」

昔よく、吉永康樹さんのブログを読んでいたことを思い出しました。
CFOならこう読むみたいなのを必死こいて読んでいましたね。

これから、たまにニュースも取り上げていこうかなと思います。
僕自身の妄想や理解もたまにこのブログの中で紹介していきます。

今日は以上です。

ゲンタ

こんにちはゲンタといいます。

自己紹介をします。

<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン

↓その後、改善施策を実施

<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万

大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。

ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。

なんだそりゃって感じですよね?

”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。

思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。

皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。

よろしくお願いします。

このブログの目的~Beyond the Financeはじめに こんにちはゲンタです。 僕は大学時代にさぼってしまい大学卒業後も就職もせずにぷらぷらとニートになりました。 その後、...

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