経理財務将来

【経理キャリア】経理マンが生き残るためにやるべきこと

こんにちはゲンタです。

今日は経理マンが今後生き残るために
やるべきことを提示したいと思います。

コロナ、DXだ、AIだ、大企業リストラだ
米中貿易摩擦だ、日本企業の凋落だ
AIで経理はなくなる!
将来なくなる仕事して経理が上位にランクイン

などと言われている中で

どうやって経理として
10年後、20年後に生き残っていけばいいのか?


経理から別の仕事に移るべきなのか?

将来が不安になる方も多いと思います。

この間まで大きい企業で超安定と言われていた会社が
突然、投資ファンドに売却されたり
突然、業績が悪化したり
将来が暗くなったりと
本当に一寸先は闇です。

僕も正直、いやーどうしたもんかと
思ってしまうことがよくあります。

こういう変化の激しい中で
どう経理として生き残っていくのかについて
変わらない軸を考えていきたいと思います。

DXで経理の仕事はなくなってしまうのか?

まず最近のトレンドである
DXで経理はなくなるのか?

というと経理業務は無くなりませんし
経理人材は必ず必要です。

これはあらゆる人が言っていますが、
DXで作業仕事は無くなりますが、
考える仕事が増えます。

作業仕事は極力自動化するようにしようとします。
逆にいうと、自動化するために考える仕事が増えます。

結果、作業型の単純仕事がなくなって、
考える経理の仕事が増えていくわけです。

今後の経理の仕事

作業型の経理仕事→思考型の経理仕事

つまり、単純なルーティンワークの作業仕事だけをする経理人員は減少します。
もしくは給料が極端に安くなります。
もしくは営業部など別の部署に異動させられるかもしれません。

逆に、思考型の仕事をする経理人員は増加します。
もしくは給料が高くなります。

全体として経理人員は間違いなく減少します。

なので作業型の仕事しかできない人は
経理として生き残れなくなってしまいます。
(少なくとも食っていけなくなります)

この流れは間違いありません。
僕自身これを激しく体感してます。

部下にもこういうふうに考えて
つまらない作業仕事を減らしていこう
と言ってます。

当たり前ですが
考える仕事の方がキャリアアップになるため
キャリアパス的には年収が増える傾向にあるので
部下にとっても得な訳です。

僕は部下の皆さんにはかなりはっきりと

どんどん能力アップしてもらって
作業仕事を減らして
転職できるスキルをつけちゃってねー

と言ってます。

そしてもちろん
そういう方向にしたほうが面白いです。
経理人材としての市場価値も高くなり
給料が増えていきます。

当然、転職市場でも売れやすい人材となれます。

こんな状況からも分かるとおり、
経理に求められるスキルセットや
組織形態は変わっていきます。

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経理として10年・20年後に生き残るためにやること

こういった状況の中で経理として生き残るためには
徐々に作業仕事から思考型の仕事に変換させていくことです。

じゃあ、経理で考える仕事ってなんなのよってなると思います。

これは結構ミソでして
意外とみんな具体的に何をやるのかを示せていません。

なぜならみんなあまりやったことがないからです。

経理は変わらなくては!
経理もDXに関わるべき!

ビジネスパートナーを目指すべき!

と言っておきながら
何もやったことがない人が言ってるから
こうなるんですね。

いや、お前じゃあやってみろよ
と言われても何もできない人が言っていたりします。

現場の我々は日々、業務をこなしながら
少しずつ変えていっているのが実態です。

実際に僕は実務の中で少しずつ実践していっっています。

自分ができるビジネスパートナーとは?
実際に企業の業績をあげるためにできることとは?
企業価値をあげるための方策とは?

とリアルに考え現場で実行していっています。

少しはリアルなことが言えるかと思います。

実際に僕が現場でやっている思考型の仕事を列挙していきます。

・作業仕事(支払い入力、伝票起票、定型のレポーティング)
を自動化する仕事

・グループ会社の業務を見える化して
重複業務やダブったレポーティングや無駄仕事を削減

・グループ会社の業務を
見える化して集約化して自動化

・グループ資金を集約化して
運用の交渉力をまして
利回りを向上させる仕事

・回収が遅い債権回収を早期化したり
支払いタイミングを一月ずらしたりして
フリキャッシュフローを増加

・グループ会社を再編して税務メリット
を出したり、会社運営コストを削減し合理化

・新たな買収対象会社を選定して
既存事業を拡大する

・買収した会社の事業を整理して損益を
スリム化して企業価値をあげる

・財務の組織に喝を入れて考え方を変えさせる

・コスト削減のために既存の間接材購入
にメスを入れて相見積もりをとって削減

・販売費用の差異に着目して
無駄なコストを事業部門と削減していく

こんな感じですね。

こういった仕事は本当に考える仕事です。

ですが
意外と地べたを這うようなことばかりで
全く格好のいい仕事ではありません。

人とコミュニケーションして同意をとって進めていく。

本当に地道にやっていくことで徐々に変化が見えてきて
それらが積み重なってようやく数字として変化が現れてくるようになるな
というのが実感です。

ですが、こういった仕事をやっていくことは本当に面白いですし

自分がやったことで
企業価値が上がっていく
ことが見えると

ああ、俺、どこでもやっていけるなー
と思えるようになります。

つまり生き残っていけるなー
と確信を持てるようになります。

経理マンが生き残るためにやるべきことまとめ

まとめます。

まずはDXの流れに乗って、
まずは作業仕事を自動化したり
効率化する仕事に関わる。
(オペレーションの改善、ITソリューション導入、プロジェクトなど)

その中で作業仕事が
プロジェクトマネジメントや
変化を生み出す仕事に変わります。

それで時間があくようになったら、
実際に利益をうむ
企業価値を向上させる
仕事をやる。
(コストカット、商品ミックス改善、価格是正、M&A、資本負債バランス改善、資本政策)

これだけ見ると抽象的で
具体的に何をやったらいいかわからないと思います。

僕のブログを参考にしてもらっても良いですし、
ビジネス部門などと一緒に考えていくと
ヒントが出てくることが多いです。

ただし企業価値の向上までできるようになったら
経理として生き残れないってことには
間違いなくなりません。

こういう仕事ができる人はめちゃくちゃ少ないですし
こういう人材を会社は現在、喉から手が出るほど欲しています。
DXもできて、企業を然るべき方向に方向づけてくれるわけなので。

と言うことで今日は以上です。

ゲンタ

こんにちはゲンタといいます。

自己紹介をします。

<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン

↓その後、改善施策を実施

<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万

大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。

ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。

なんだそりゃって感じですよね?

”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。

思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。

皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。

よろしくお願いします。

このブログの目的~Beyond the Financeはじめに こんにちはゲンタです。 僕は大学時代にさぼってしまい大学卒業後も就職もせずにぷらぷらとニートになりました。 その後、...

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