
こんにちはゲンタです。
今日はFP&Aとはそもそも何か?
について掘り下げて行きたいと思います。
fp&aの仕事を知ってもらうことで興味を持つ人が増えたら良いなと思います。
この記事をみているということは管理会計やfp&aに興味がある方だと思います。
これからの時代は経理マンはこの領域の仕事をやっていくことで、
価値を作っていくべき流れであることは間違いありません。
そういう意味で非常にセンスがいいな〜と思います。
(ちょっと前に僕も転職エージェントにこんな風に言われました。)
それでは早速行ってみたいと思います。
fp&aとは一体なんなのか?
平たく言ってしまうと、ビジネス部門に対する財務的なサポートを行うことです。
つまり、各部門付きの財務マンってわけです。
こう言ってしまうとなんだかつまらなそうな感じがしますよね。
ですが、それが真実です。
ビジネスの現場に近い所にいる財務マンっていうことです。
財務の人は結構、ビジネスの現場から遠くにいてゆったりと伝票起票をするのが好きな人が多かったりしますが、
そうではなくビジネスの現場に近くいる財務マンのポジションです。
現場に近いということは、ビジネスで価値を生み出す現場に近いわけです。
ですから、価値創造に深く関われる可能性が高まります。
例えば、ビジネス部門が新しく倉庫を作って顧客に価値を提供しようとしているとします。
これに対してどこにどのような倉庫を作ったら、財務インパクトがどうなるか?
をBSPLCFにしてオプションを作っていくなどしてその意思決定を支援するのがfp&aのポジションです。
なので、いわゆる日系企業で言うところの経営企画室のような役割を担っていると言えます。
当然ですが、一般的な管理会計の仕事もカバーします。
具体的には予算管理、見込み、予算策定、中期計画策定、チャネル別顧客別収益の管理などなど。
fp&a10の役割
ではここでfp&aの教材(英語)からfp&aの役割について説明が書いてあったので、
日本語で書き出してみたいと思います。
ちょっとかたっくるしいですが、あえてそのまま書き出します。
- 会社の意思決定においてFCFを増加させるROIが高いビジネスジャッジかどうかを評価する。
- 会社の財務状況が健全かどうかをDebt to Equity RatioやCurrent Ratioなどによりチェックする。
- チャネル別製品別の収益性分析を行い、何がNet Profitを生み出しているかをチェックする。
- チャネル別製品別の収益性分析に基づき、会社がどのような行動をとったらより収益性を向上できるかの施策を作る。
- コスト分析を行い、どの部署が会社のコストをどれだけ消費しているかの分析を行う。
- 予算策定をパッケージ化する。
- 各ビジネス部門長に対して意思決定支援のためのレポーティングを行う。
- 会社のビジネスを財務モデルに落とし込み、着地見込みの策定や会社の予算策定や将来像の分析に役立てる。
- 着地見込みを予算比較、過去と比較し、差異について説明をした上で、どのように改善すべきかを促す。
- 会社が成長するための機会や施策について提言を行い、リソースと施策についてい整理を行う。
というようなことをやるってわけです。
ビジネスに関わる数字の部分はなんでもっていう感じですかね。
fp&aの仕事やることでどんなメリットがあるか?
ビジネスの現場に近くいて意思決定を支援できるので
ビジネスとファイナンスを結びつけるセンスが磨かれます。
ですし、
ファイナンスの専門性も結果的に磨かれます。
これは意外に思われるかもしれません。
大概のfp&aに関する説明においては専門性は別部門(financial accounting 部門)がやるから
fp&a部門はそこまで専門性が高くある必要はない。
っていうのが一般的な論調です。
ですが、
会計って出来上がったビジネス事象を記録するためのものですから、
それを事前に作り込むわけなので、詳しくないとできません。
結果、これらの専門性が磨かれるってわけです。
M&Aなどもやりますしね。
ファイナンスとビジネスセンスがある
と見なされるとどうなるか?
ズバリ、ファイナンスのキャリアの最高峰に行ける可能性がかなり高まります。
つまり、そういう方向性(CFOキャリア)にいきたい人は必ずfp&aを経験すべきだということになります。
ですが、日系企業にはfp&aポジションはぶっちゃけ少ないです。
なので、それに代替するようなポジションや部署を経験することが必須になるわけです。
このポイントは意外と気づいていない人が多いので、
これを知れただけでも希望するキャリアに近づいていると言えます。
なお、外資系企業でのfp&aの年収は経理系キャリアの中でも頭抜けて高く設定されています。
それだけ重宝されるスキルだというわけです。
しかも人材は少なく、不足している。
まあ、美味しいよな・・・というのが率直な感想です。
fp&aに向いている人の特徴は?
FP&Aに向いている特徴についてメモっておきたいと思います。
・分析業務が好き
・細かくチェックするのが得意
・何か新しい機会を発見できること
・セルフスターター
・関係者を調整するのが得意
・エクセルとパワポが得意
まあ、こうして並べてみると、
別にFP&Aに限らないかなとも思えます。
ですが、やはり数字に強く、細かい業務をてきぱきとこなせる
賢いスマートなタイプが向いているということです。
ですが、賢くて高飛車ではダメです。
なぜなら、関係者間を調整できなければならないからです。
その時には人間的な調整業務が発生します。
こちらの記事ではfp&aスキルの習得方法を書いていますので、参考にしてください。
ステップ2.最強コアスキルとして管理会計(FP&A)の知識を獲得する
こちらの記事では管理会計の資格について紹介しています。
管理会計のスキルを学ぶための資格は何がいいか?
より具体的に知識を使ってどうやって実務に活かすのか?について書いています。
管理会計の手法を具体例から学びたい!ザ・分析マスターを読んで解説します
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僕は大学卒業してからも プラプラとニートをしてました。
その後、零細企業になんとか潜り込みました。
そのあとは、簿記1級やUSCPAを取得したりつつ、
転職活動をやりまくりました。
その結果、一部上場企業に入社することができました。
決算などの作業仕事はほぼやらず、
プロジェクトを回したり、海外出張にいきまくるなどしました。
今では海外でCFOをやっています。
年収も1000万を超えました。
今後はファイナンススキルとプロジェクトマネジメントスキルを武器にして、
上場企業のCFOになってクリエイティブな仕事やろうと日々色々と学び、行動しています。
このブログのコンセプトは、 “Beyond The Finance” といいます。
なんだそりゃってかんじですよね。
もうちょっと詳しくみてやろうかなと思う方はこちらから読んでください。
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