キャリア戦略

経理こそ軸ずらし転職という技を使って年収を上げやすい

こんにちはゲンタです。

最近、motoさんという方の本「転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』」を読みました。

motoさんは軸ずらし転職というコンセプトを打ち出しています。

非常に現実的な話だったのと僕自身ナチュラルに使ってきたなと思ったので
説明していきますね。

軸ずらし転職という言葉を知らなくても「あ、もう使ってるよ」
という人も多くいると思います。

軸ずらし転職とは何か?

<軸ずらし転職とは?>

  1. 同じ「職種」で「業界」だけ変える方法
  2. 同じ「業界」で「職種」だけ変える方法

例1)経理職で外食業界にいたが、経理職で医療業界に転職する

例2)外食業界で経理をやっていが、外食業界のITに転職する

片方の軸を定めてもう一つの軸をずらしてみる。

これを軸ずらし転職と言っています。

では、軸ずらし転職のメリットはなんでしょうか?

<軸ずらし転職のメリット>

  1. 年収が上がる
  2. 職場がブラックだったがホワイト職場になる

シンプルにいうとこの2つです。

例えば、外食業界というきつめでかつ年収が低い業界の経理をやっていた人が
スキルは高かったため医療業界の経理に転職できたとします。

ほぼ間違いなく役職が同じであれば
給料は100万円以上上がるでしょうし
職場環境もブラックからホワイトになるでしょう。

これが軸ずらし転職のメリットです。

軸ずらし転職の根本的な原則:「年収 = 職種 × 業界」で決まる

です。

これは間違いなく真実です。

(例)
自分=外食業界で経理マネージャー 年収800万円

友人=製薬会社で経理マネージャー 年収1200万円

こんな感じです。

自分だったらすっごい悔しいです。

くそー、なんで同じように連結やって有報作ってるのに400万円も年収が違うだー

でも、残酷な事実です。

せっかくなので軸ずらし転職の技を使って
人生を良い方向にしていきましょう。

経理こそ軸ずらし転職の技を使いやすい

経理はどの会社でも大して業務内容が変わりません。

であれば、別に会社移ってもきちんと専門スキルがあれば通用するわけです。

営業とか開発職はそういうわけにいきません。
業界特有の知識や人脈が大きく業界を跨いだ転職はしにくいです。

経理なら業界を跨いだ転職も問題ありません。

建築会社からIT企業に移っても業務できるし
貿易商社から自動車部品の会社に移っても業務できる

だったら、ホワイトで給料が高い業界・会社を選んで転職したらいいじゃないか
となります。

実際そうしたら年収も上がるし体も心も楽になります。
これはこれでアリだと思います。

が、罠もあるので気をつける必要があり
後で説明します。

給与水準が高く狙い目の業界3つ

<給与水準が高い狙い目の業界>

  1. 製薬業界
  2. 金融業界
  3. エネルギー業界

給与水準が業界として高いのは僕の考えでは上記3つです。

いずれもマージン率が高く儲かりやすい業界です。

特に製薬業界なんかは特に狙い目です。

ホワイトで給料も高いです。

逆に業界の給与水準が低い外食産業などから製薬業界に移ったら
ホワイトで給与が高くてフワーっとしちゃいますよ。

(実話)元中小会計事務所スタッフから保険会社へ転職した知り合い

僕の知り合いで元々中小会計事務所のスタッフだった人がいます。

給与もめちゃくちゃ低くて350万円くらいだったそうです。

なのに残業は多くて毎晩深夜まで働き、土日も働いていたそうです。

ある時、腹が立って転職活動をしまして
IT業界の経理に合格しました。

給料が600万円に跳ね上がり
ヤッホーいという具合で
所長に退職を願い出たそうです。

そうしたら所長から

600万円をやるから残ってくれ

と言われ残留しました。

この時点で給料は600万と200万増えました。

それでもやはり残業は続き友人などと比べると
給与の低さを不満に思っていました。

この人はまた転職活動をします。

次は保険会社の経理に合格しました。

いきなり給料は900万円です。

この時は流石にそのまま転職しました。

転職した後にボーナスが出た時に
飯を奢ってくれながら

いやー保険会社のボーナス最高だわ。レベル違うわ

と言っていたのが忘れられません。

まさに軸ずらし転職で年収倍増させた事例です。

(考察)給与水準の高い業界に行けばバラ色なのか?

でも、本当に給与水準の高い業界に行けばバラ色の将来が待っているのでしょうか?

僕はそうは思いません。

ホワイトで給与が高いところにぬるま湯に浸かっていたら
突然、業界が儲からなくなってリストラで放り出された
なんてこともあります。

実際に製薬業界の武田薬品なんてリストラしまくってますからね。

それにぬるま湯だと専門スキルが尖らなかったりして
いざという時に役立たず経理になるリスクもあります。

世の中そんな単純にできてないのです。

みんな簡単い軸ずらし転職なんて言ってますが
深く考えてより一層深い手を打つ必要があると思います。

ホワイト職場の罠です。

軸ずらし転職技の深い使い方2つ

<軸ずらし転職技の深い使い方2つ>

  1. 生活を安定させたい・資格を取りたいなど時間が必要な時にはホワイト職場に軸ずらし転職する
  2. 若い時代で経理のスキル・専門性を高めたい時には逆張りできつい職場に軸ずらし転職する

2つ目がポイントです。

逆張りの軸ずらし転職する。

みんな一個目のことばかり押しているのですが

そんなもん社会人ならみんな知っとるわ!そもそも、そういう会社に入るのが難しいんじゃ!

と思う人もいるんじゃないでしょうか。

いやその通りです。

②のように、きつい職場をあえて選ぶ。

あえて外食産業や潰れかけの会社などみんな行きたがらない職場を選ぶ。

すると人員のレベルが低かったり
仕事が大量にあったりします。

これを若い時にやると、
スキルがガツーンと上がったりするわけです。

結果的に将来のキャリアが大きく開けることもあります。

僕自身、若い時に中小企業で幅広く経理を経験できたので
今役に立ってます。

このブログでも若い時代はスキルを磨くために
中小企業で経験することを推しています。

まとめ

まとめていきますと

<軸ずらし転職とは?>

  1. 同じ「職種」で「業界」だけ変える方法
  2. 同じ「業界」で「職種」だけ変える方法

<軸ずらし転職のメリット>

  1. 年収が上がる
  2. 職場がブラックだったがホワイト職場になる

であり、基本的にはホワイト職場を同じ職種で狙っていくのが一般的な
軸ずらし転職です。

軸ずらし転職の根本的な原則:「年収 = 職種 × 業界」で決まる

という原則がベースにあります。

経理はどの業界も大して業務内容が変わらないので
軸ずらし転職をしやすい職種であり使いやすいのが特徴です。

ですが、ホワイト企業でも急にリストラされる可能性もあり
こんな単純に先をよんでいたら泥沼にハマる可能性もあります。

よりストロングなキャリアプランを考える方がヘルシーです。

そこで軸ずらし転職の深い使い方を2つ示して今日は終わりです。

<軸ずらし転職技の深い使い方2つ>

  1. 生活を安定させたい・資格を取りたいなど時間が必要な時にはホワイト職場に軸ずらし転職する
  2. 若い時代で経理のスキル・専門性を高めたい時には逆張りできつい職場に軸ずらし転職する

ありがとうございました。

ゲンタ

こんにちはゲンタといいます。

自己紹介をします。

<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン

↓その後、改善施策を実施

<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万

大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。

ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。

なんだそりゃって感じですよね?

”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。

思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。

皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。

よろしくお願いします。

このブログの目的~Beyond the Financeはじめに こんにちはゲンタです。 僕は大学時代にさぼってしまい大学卒業後も就職もせずにぷらぷらとニートになりました。 その後、...

ゲンタ