こんにちはゲンタです。
最近、読者の方から
といった質問をいっぱいいただいたので回答をまとめていきます。
経理の専門性を高める効率的な方法
経理の専門性を高める効率的な方法は
スキルを見える化していることです。
経理の専門性やらスキルって曖昧な言葉なので
具体化していくわけです。
スキルを具体化するにはどうすればいいのでしょうか?
それが経理のスキルマップです。
ステップ①経理スキルマップを入手
知らないかもしれませんが、
経理の専門性やスキルは既に
いろんな人がスキルをマップ化してくれています。
僕は実際にキャリアの最初の頃にエージェントからこれをもらって
あー、これを埋めていけばいいのね
わかりやすいなあ
と思ったものです。
見やすいものとして経済産業省作成の鳥瞰図があります。
これを見ると経理にはどんな業務があるのかが一望できます。
スキルマップが経理の専門性の見える化そのものです。
つまりこれらのスキルを経験したことがあって
アウトプットできる人が経理の専門性が高い人だと言えるわけです。
(出所:経済産業省)
これらを全てできたらそりゃー専門性が高いと言えますよね。
全部できる必要はありませんが
どんな業務があって何が足りていないか
は理解する必要があります。
経理のスキルマップを持っておくことで効率的に潰していくことができます。
下記記事では僕がオリジナルでアレンジしたスキルマップシートを公開しています。
一般に出回っているものよりIT事や交渉ごとも含めたリアルな内容を散りばめました。
上記の一般的なスキルマップには書かれていないことも入れました。
ぜひ参考にチェックしてください。
ステップ②現状の自分のスキルを客観的に評価する
超簡単です。単純にチェックして潰し込んでいくだけです。
経理のスキルマップを見ているだけではダメです。
大事なのはスキルマップを使って
自分の現状のスキルを客観的に評価することです。
評価と言っても全く難しくありません。
<自分の経理スキル評価方法>
- スキルマップを取得する
- スキルマップのうち経験した業務に線を引いて潰す
- 残ったスキルが何かを見える化する
現状とゴールの差を見える化するわけです。
多分こう思うはずです。
ちょっとがっかりするはずです。
でも、それでいいのです。
ここまで見える化できていたら
あとはやるだけですから。
普通は見える化できてないか
結構できていると思っている状態です。
この時点でライバルよりも大きく前に向かって差がついています。
ステップ③足りないスキルを効率的に獲得していく
足りないスキルが見える化できたら
あとはどんな環境であれば
効率的に経理の専門性を高めることができるかを
戦略的に考える必要があります。
僕は前々から大企業ではなく
中小の上場企業かIPO準備企業の方が
専門性を高めやすいとしておすすめしてきました。
最近のトレンドはこの流れが顕著なようです。
大企業でもリストラをやったりして幻滅している人が多くなっているからというのも理由でしょう。
実際に足りないスキルを獲得するにあたり
転職の面接で聞いてみてください。
この質問はキラーフレーズです。
いつ頃に何をやらせてくれるかがだいたい当たりがつけば
いつ頃に何の足りないスキルが潰れるかがわかりますからね。
他にも今の会社でやらせてほしいというとか
出向するとかがあります。
下記にアイディアを列挙しておきます。
副業以外は僕はやったことがあります。
いずれも有効でしたよ。
<足りないスキルを獲得する方法>
- 転職面接で「いつ頃に何をやらせてくれるか」と聞く
- 上司との人事面談で「この業務(足りないスキル)をやらせてほしい」と要望する
- 人事面談で「子会社に出向させてほしい」と要望する
- 人事面談で「他部署に異動させてほしい」と要望する
- 副業で足りないスキルを経験する
(事例)僕がスキルマップを使って専門性を高めた話
僕の場合は経理のスキルマップを若い頃に入手できたのは
大きかったです。
さらに言うと常に転職応募要件を見ていました。
応募要件って即ち何ができればいくらくらいの給与っていうのが
はっきりと書かれているリアルなスキルマップだとも言えます。
とか、リアルな感覚を得ることができます。
そういうふうに考えてどんどんスキルアップしていった訳です。
正直、先ほどお見せした経済産業省のスキルマップ鳥瞰図は
お堅いですしリアル感にかけます。
別に給与が書いているわけではないのでやる気は出ないです。
一方で、転職の募集要項は給与や福利厚生費は書いてあるは
記載内容がリアルなのでよりどんな業務ができればいいのかが
丸わかりです。
モチベーションも上がります。
なので、
スキルマップと転職募集要項の2つを見て
現状との差を分析していくことをお勧めします。
僕の場合、この方法で経理の専門性はしっかりと
網羅的に高めることができました。
あとはどんな環境であれば
効率的に経理の専門性を高めることができるかは
戦略的に考える必要があります。
僕は前々から大企業ではなく
中小の上場企業かIPO準備企業の方が
専門性を高めやすいとしておすすめしてきました。
最近のトレンドはこの流れが顕著なようです。
修正するとこうですね。
<自分の経理スキル評価方法>
- スキルマップと転職募集要項を取得する
- スキルマップと転職募集要項のうち経験した業務に線を引いて潰す
- 残ったスキルが何かを見える化する
まとめ
経理の専門性やスキルを高めるには獲得すべきスキルを見える化することです。
獲得すべきスキルや専門性は既にスキルマップ化していくれているので
スキルマップを活用したり転職の応募要件を見ながら自分が見取得の
スキルを見える化していくことです。
<自分の経理スキル評価方法>
- スキルマップと転職募集要項を取得する
- スキルマップと転職募集要項のうち経験した業務に線を引いて潰す
- 残ったスキルが何かを見える化する
スキルを見える化したら
獲得しやすい環境を自ら作っていくべく
動いていく必要があります。
それは転職かもしれないし
部署異動かもしれないし
出向かもしれないです。
<足りないスキルを獲得する方法>
- 転職面接で「いつ頃に何をやらせてくれるか」と聞く
- 上司との人事面談で「この業務(足りないスキル)をやらせてほしい」と要望する
- 人事面談で「子会社に出向させてほしい」と要望する
- 人事面談で「他部署に異動させてほしい」と要望する
- 副業で足りないスキルを経験する
ということで、以上です。
ゲンタ
こんにちはゲンタといいます。
自己紹介をします。
<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン
↓その後、改善施策を実施
<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万
大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。
ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。
なんだそりゃって感じですよね?
”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。
思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。
皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。
よろしくお願いします。
ゲンタ