CFO

CFOってやりがいあるの?本当に価値を生んでる人っているの?

こんにちはゲンタです。

最近いただいた質問で

CFOってやりがいあるの?

分析ばかりしてるただの評論家なんじゃ・・・

というものがありました。

いやおっしゃる通り!

確かにCFO界隈には評論家的な人が多いのは間違い無いです。

特に大手企業ほどその傾向が強いかと。

そんな風に言われるとCFOってやりがいないんじゃ・・・っておもいますよね

じゃあなぜCFOには評論家が多いのでしょうか?

CFOには評論家が多い理由

CFOには評論家的な人が多いのは僕の実感でもそうです。

なぜかというとCFOの職種自体が分析的な業務がメインだからです。

企業価値をどう考えるか?

IRをどのように発信していくか?

会計処理をどう考えるか?

解釈の仕方などを考えるばかり

生産的なことをやらず
ROEやらEBITDAやら数字をこねくり回して
あーだ、こーだ言ってるだけ

そんな風にどうしてもなってしまう傾向があります。

放っておくと
いつの間にか評論家になるべくしてなる
のですね。

いやー気をつけなければいけないです。

じゃあ、どうしたら評論家ではなく
本当に価値を生むCFOになれるのでしょうか?

いや、そもそも本当に価値を生んでいるCFOっているのでしょうか?

本当に価値を生んでいるCFOはこんなことをやってる

本当に価値を生んでいるCFOも
ぶっちゃけ評論家と似たようなことをやっています。

つまり

企業価値をどう考えるか?

IRをどのように発信していくか?

会計処理をどう考えるか?

こんなことを考えています。

でも、違うのは本気で企業価値を創出しようとして行動していることです。

本気で企業価値を創出しようと思ったら何をやるか?

どうやったらコスト削減ができるのか?

どうしたら売り上げが上がる組織を作れるのか?

どういう会社であればシナジー効果を生むM&Aの機会を創出できるか?

税コストを削減できる機会はないか?

為替ポジションを有利にできないか?

もっとオペレーションを効率化して価値を生む業務にフォーカスできないか?

どうやったら投資家が高いバリュエーションをつけるようコミュニケーションができるか?

他社のベストプラクティスを盗もう。そうだあの人に連絡して聞いてみよう。

どうしたら投資家から良い見栄えのする会計処理ができるだろうか?

どのようにKPIを設定したら利益が最大化するだろうか?

どんな人事評価のシステムにしたら良い方向に従業員を動かせるだろうか?

みたいなことを考え出します。

それも切実に

これらは単にコメントしているだけではなく、
切実に企業価値をアップさせたいから出てくる思考です。

切実なので思考するだけではなく
実際に計画を立てて力強く実行していきます。

こんな風に考えて動くと
CFOのポジションというのは
ある意味企業価値と直結した動きをできるので
大きな金銭的な価値を生むことが可能です。

僕はそこにCFOのやりがいがあると思うのです。

例えば
自己株式の購入、M&A、投資家との対話、税務戦略など
他のビジネス部門はタッチできません。

これすごいことで、
サッカーで言うと左サイドバックから駆け上がって
そのままシュートして点数を決めるみたいな感じです。

自分がやった施策で数百億円も価値が動いたら
やりがいを感じないわけがないです。

こんな風に本当の意味で価値を創出するCFOは
切実に企業価値を上げたいモチベーションがある人たちなのです。

そういった切実なCFOだけが本当の意味で企業価値を創出します。

じゃあ、いったいどんな人が切実にモチベートされるのでしょうか?

それがわかったら自分もそこに行けばいいよね!
というわけです。

切実に企業価値を創出したいCFOのポジションとは?

切実に企業価値を創出したいCFOのポジションは
どのような場合に起きうるのでしょうか?

それはやはり外部から企業価値をだせ!
と追い立てられる機会が多い場合です。

例えば、

・投資ファンド投資先CFO(ファンドから追い立てられる、自分のSOにも影響あるので自分でも追い立てる)

・アクティビストに狙われた後の企業(アクティビストから追い立てられる)

・IPO予定企業(証券会社から、オーナーから追い立てられますね)

・赤字で追い込まれた企業(なんとか黒字にしようと切実に頑張りますね)

こんなケースは間違い無いですね。

なんせCFO自身のSOに影響がある場合なんかは
俄然頑張りますよね。

あとは人間、恐怖を感じると一番動きます。

本気で企業価値を上げようって頑張ります。

逆に上場していてもあまり変化がない会社や
横ばいの会社は企業価値をあげようというモチベーションが湧きにくいです。

まさにモメンタムが弱いという感じになるわけですね。

だから大手企業ほど切実さが足りなくなり
ROEやらROIやらESGやら色々というのですが
評論家っぽいCFOが出来上がります。

僕は絶対に評論家CFOにはなりたくない
です

切実さ・実力・実際の価値を求めていきたいです。

評論家CFOで高給だけもらってるなんて
なんだかカッコ悪いじゃないですか

上記のような環境で働いて
トラックレコードを作っていきたいと思っています。

でも、結局は本人の気合い次第で
別にどんな環境でも価値の創出は本気でできます。

実際に僕も上記のような環境に今はいないですが
十分に価値創出をできていると思っています。

つまり利益に影響を与える仕事をやっているということです。

ほんと、心構えって大事です。

CFOってやりがいあるのか?の結論

今日の結論です。

CFOはやりがいのあるポジションです。

なぜかというと自分の動き次第で億円単位で価値創出が可能だからです。

そんなポジションは他になかなかありません。

ただし心構えによってはただの評論家になってしまう可能性もあります。

評論家にならず本気で価値を創出しようと思うのであれば

価値創出を切実に追い立てられる環境に身を置くことです。

例えば、ファンド投資先CFO、赤字で再生に追い込まれた企業のCFOなどなど

今日は以上です。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

ゲンタ

こんにちはゲンタといいます。

自己紹介をします。

<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン

↓その後、改善施策を実施

<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万

大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。

ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。

なんだそりゃって感じですよね?

”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。

思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。

皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。

よろしくお願いします。

このブログの目的~Beyond the Financeはじめに こんにちはゲンタです。 僕は大学時代にさぼってしまい大学卒業後も就職もせずにぷらぷらとニートになりました。 その後、...

ゲンタ