【長期投資のバイブル】ジェレミーシーゲル著の株式投資の未来 まとめ

こんにちはゲンタです。

今日は株式投資の未来という本を読んだので
まとめていきます。

この本は特に長期投資する人にとっては
バイブル的な本です。

が、今回読んでみて思いましたが、
同時にCFOを目指す人にとっても
投資家目線を持つことで
配当政策や自己取得などの
資本政策を考えられるようになります。

投資リターンを最大化する銘柄の特徴

長期目線で投資リターンを最大化する銘柄を
この本では黄金銘柄と名付けています。

じゃあ、どんな銘柄がそれなのか?
というのが結論ですよね。

ズバリこれらです。

ざっとみてみると
消費財の会社やヘルスケアの会社がほとんどですよね。

一位のフィリップモリスなんか
50年間で年率ほぼ20%ですよ!

なんでタバコの会社がこんなに成長してんねん!
って思いますが事実です。

こうした黄金銘柄の特徴を3つにまとめています。

黄金銘柄の特徴を3つ

①PERが市場平均を少し上回る
②配当利回りが市場平均並み
③長期的な増益率が市場平均を上回る

なぜこれらの会社がこのように長期間にわたって
地味に成長してきたのか?

ウォーレンバフェットが言うには

製品もサービスも長持ちする分厚い要塞でぐるりと守られてこそ、投資家に利益をもたらす

要はブランドが分厚く
消費者との信頼関係が積み上がっている
会社はひたすら同じ商品を売り続けて
儲かり続けると言うわけです。

ウォーレンバフェットのパートナー
チャーリーマンガーはこう言っています。

どこか遠い土地の店先にリグレーのチューインガムとグロッツのガムが並んでいたとする。私はリグレーは知っているが、グロッツは知らない。リグレーが40セントでグロッツが30セント。ここでよく知ら無い方を選んで口に放り込むか?他でもない我が口に、たかだか10セントを惜しんで?

こうして考えるとブランドを一度作ってしまうと
儲かり続ける体制ができるわけがよく分かります。

ジェレミーシーゲルは基本的にこのような
いわゆるバリュー株投資を薦めています。

バフェット的な考え方です。

堅実に配当を受け取り
再投資をしてキャピタルゲインは
大きく狙わずに
ただし株に買いを入れるときの
価格には慎重にする。

実際に50年のリターンをみると
長期的な投資においては
その考え方が正しいのだなと思わされます。

反対の投資方法として成長株に投資して
キャピタルゲインを狙う方法もあります。

バリュー株と成長株

基本的に成長株に投資してキャピタルゲインを狙うことに
警告を出しています。

なぜか?

いわゆるハイテク銘柄やIPO銘柄などは
価格が高くなっていたり
配当が出されてないことが多いからです。

価格は将来の成長性が織り込まれており
PERが100倍を超えていることもあります。

そんな将来のこと読めないですよね。

もちろんGAFAMのように大きなリターンを
産むことも当然あります。

ですが
IPOしたての会社などは
将来、どうなるかなんて読めないですし
大抵が一番ホットなタイミングで売り出すので
バリュエーションが高いことが多いです。

また一番確実に投資家へ報いる手段である
配当も行わないことが多いです。

これはまだまだ成長期なので
投資期間だからということでありますが

配当の再投資は長期リターンを産む上で
非常に重要なポイントであり
これを捨てる成長株投資は確実性が低い
ということです。

こういった点から
キャピタルゲイン狙いに注意をするように
いっています。

高PER銘柄には気をつけることです。

配当金の重要性

いやでもそんなに配当って大事だっけ?

100万円投資して2%の配当でも年間2万円だけでしょ

大したことないんじゃ・・

と思う人もいるかもしれません。

ですが
1億円投資していたら4%で400万円です。
配当だけで暮らせちゃいますよね。

それが複利で積み上がっていくととんでもないことになります。

実際、このようにシーゲル氏は証明しています。

1871年から2003年にかけて、インフレ調整ベースで、株式の累積リターンの97%は、配当再投資が生み出してきた。キャピタルゲインが生み出した部分は3%にすぎない。

キャピタルゲインではなく
配当の再投資がほとんどのリターンを生み出しているというのです。

はー、長期的にみると配当なかったらリターンは厳しいというわけです。

そもそもですが
企業は投資家のキャッシュフローを最大化するためにあるのであり
配当をしっかりと払うことでこれができるのです。

逆に配当を払えない会社は粉飾決算をしているかもしれません。

よくわからないことをやるんじゃなくて
配当をもらって再投資して堅実にやるべし!
っていうのがシーゲル氏の回答です。

暴落時には買い!

暴落の際にもドルコスト平均法で
配当を再投資することで資産を増やせる
としています。

今はロシア、ウクライナ問題で株価が下がっていますが
こういう時にこそ一時的に下がった銘柄で
良いものを買い入れると将来の資産になると
しています。

暴落の際には売らずに買いです。

投資戦略の柱はDIV

じゃあ、どんな銘柄に投資すべきなのか?
これをDIV戦略として回答しています。

Dividend 配当→最重要で、配当を受けたら再投資
個別銘柄の選択に当たっては、持続可能なベースで
キャッシュフローを生成SI、それを配当として株主に還元する銘柄を選ぶ

International 国際→グローバルに広がることで人口動態変化に対応できる
世界のトレンドを認識する。
このままいけば、世界経済の均衡が崩れ、
中心は欧米、日本から中国、インドをはじめとする
新興国へシフトする。

バリュエーション→つまり低いPER
成長見通しに対してバリュエーションが適正な株を買い続ける。
IPOや人気銘柄は避ける。
個別銘柄であれ業界であれ、市場の大勢が「絶対に買い」とみているうちは買わない。

以上がまとめになります。

CFOが目指す財務数字

CFOが管理する財務数字はいっぱいありますが

すごくシンプルにいくと

EPSを年10%以上成長させ続けて
配当を増配し続けていくこと

これにつきますね!

これが数十年と継続できたら
それだけで十分に投資家に報いれているはずです。

株価もある程度それについて来るはずです。

この本を読んで難しいこと考えずに
この2つを継続していくことが大事なんだと
改めて気付かされました。

日本企業で投資対象になる銘柄は?

DIVの観点から考えると2銘柄あるかと思います。

花王(東1・4452)
・連続増配
・グローバル
・PER19倍(現在)と買いやすい値段になっている(原材料高騰影響による業績減)
・強いブランドでガチガチに固められている

日本たばこ産業 (2914)
・高配当利回り(7%)
・グローバル
・低PER(10倍)

といったあたりが狙い目かなと思います。

JTは気をつける必要がありますが、
花王は特に今は買いのタイミングだなと思います。

確実に稼ぎ続ける会社であるのは間違いありません。

 

ゲンタ