お勉強系

月次決算チェックリストよりも大事な月次決算レビュー方法とは?

こんにちはゲンタです。

今日は月次決算について話します。
これまでも月次決算の重要性については
話してきましたが、今日の話はより重要です。

今日の話をマスターできると
財務会計にも強くなりますし
管理会計にも強くなりますし、
IRまでできるようになります。

なぜかというと
全ての領域に影響があるコアな部分をついているからです。

なので、
非常に当たり前なのですが意外とできていない今日の話を
ぜひマスターしてもらいたいと思います。

月次決算チェックリストは大事だけど経営者のニーズには足りない

皆さんは月次決算を締めるにあたりどうやってますか?

ほとんどのケースでは正直、必要な仕訳を全部投入して
はい終わり!となっているのが実態ではないでしょうか。

僕がこれまでみてきた会社はほとんどそんな感じでした。

その結果あとで
在庫が実態と合わない!
売掛金の古いのが大量に残っている!
建設仮勘定の振替ができていない!
古い見込み計上した債務が残っている!
PLの実績を経営陣が納得いくように説明できない!
といった状況をよくみてきました。

というか、
逆説的なのですが
これが普通の状況かなと思います。

普通の状況っていうのが
ちゃんと月次決算ができていないという状態ということです。

で、
こんな状況を回避するためには
月次決算チェックリストを作って
一定の仕訳を投入した後に
チェックリストに沿ってレビューしていくことで
ガクンとレベルを上げていくことができます

例えば、古い見込み計上がないか見込み計上債務の科目内訳を作って
精査するというチェック項目をリストに入れます。

すると
あー、これはいらないからWrite Offしておこうとなります。
するとBSが綺麗になっていきます。

結果、あとで説明のつかないPLの費用項目がなくなります。

というように月次決算チェックリストを作って
レビューしていくことは非常に大事です。

これをやるだけでも全然レベル高いです。

が、
経営者の視点からするとこれだけでは足りませんし、
ここはポイントではありません。

そもそも経理はこういうことを当たり前にやっていると思っているはずです。
(実際はなかなかできていないのが実態ですが)

経営者が求めているレベルの月次決算をやるためには?

結論から行きますと
仮説を持って月次決算をレビューすることです。

すごい簡単な事例でいきますと、

例えば、6月はボーナスが発生しているはずだから
人件費がボコっと上がっているはずだよな
PL見てみよう。

あれ、人件費が前月と比べてもあまり変わってないな。
あー、これは毎月見込み計上しているからか。
であればあっているな。

逆にBS上の見込み計上債務がガクンと減っているはずだよな。
お、ちゃんと減っている。
じゃあ、あってるな。

といったような感じです。

こんなふうに事前に仮説を持ってレビューすると
数字が生々しく手に乗ってくる感覚になってきます。

また、これは同時に経営者の視点でもあります。

経営者は経営上、仮説を持ってうった打ち手の結果がどうなったか?
という視点で月次決算を見ています。
(いや、見ていない経営者もいるかもしれませんが、こうあるべきですよね)

例えば、
今月は販促費を多く使ったけどその分売上は増えて利益につながったかな
利益につながらなくても潜在顧客の増加につながって長期的な利益増になったかな
とか
新製品を投入したけど売上と利益は設計した時と比べてどうなったかな
なんてことを考えています。

こういった視点でそのまま月次決算をレビューするということができると
経営陣へ月次決算を説明する際に
おお、こいつはよくわかっとんなとなります。

また、こういった視点で月次決算をレビューすると
修正が必要な項目が出てきたりします。

そうすると経営陣が考えているストーリーに沿って
対案を踏まえて月次決算を締めることや説明を行うことができるようになります。

まとめ

今日のまとめです。

・月次決算をきちんと締められている会社は非常に少ない。
・まずは月次決算チェックリストを作って仕訳を投入したらチェックと修正をやる。
・次にビジネス上の仮説を持ってPLをチェックしてみて説明がで 
きるまで分析する。

この3点を理解してもらって
実際に月次決算のレベル向上につながってくれたらな
と思います。

非常にシンプルな話なのですが
超絶に重要です。

このレベルでできれば財務会計、管理会計、IRまでできるようになるはずです。

ゲンタ