経理財務実務

LBOレバレッジバイアウトとは何か?仕訳から考える

こんにちはゲンタです。

LBOって知ってますか?

聞いたことはあるけど
正確にはわからない
っていうのが正直なところかと

僕もなんとなくは知っていましたが
使ったことないので
まとめてみようと思いました。

なぜかというと
PEファンドの鉄板のファイナンス手法であること
CFOの神様のゲーリーウィルソンもPEファンドに倣って
キャリア初期に活用して成果を出したこと
ソフトバンクがボーダーフォンを買収したときに活用したこと
から、

事業会社ではあまり使われていないけど
使う余地があるのではないか?
と考えたからです。

財務の巧者が
みんな使っていることから
必ずメリットがあるはずだってわけです。

LBOって簡単にいうと
買収先の事業のキャッシュフローで
お金を借り、買収を行うこと
です。

それによって
PEファンドは最初に募集する
資金を少なく
ファンドを組成してM&Aを行うことが
できるというわけです。

いやでも実際の取引ってどうなるのよ?
っていうところを
今日はクリアにしていきます。

ステップが四つありまして
それぞれ会計仕訳も作っていきます。

ステップ1 SPCを設立して資本を入れる

ほー、最初は受け皿会社のSPCを作ると

 

ステップ2 SPCが金融機関からローンする

次はSPCが借入を行うわけですね

 

ステップ3 SPCが株主から対象会社の株式を購入する

次はSPCが借り入れたお金と資本を使って
対象会社の株式を買うと

 

ステップ4 SPCと対象会社を合併させる

おー、なんと最後はSPCと対象会社が合併すると

おー、こうすると対象会社にローンを背負わせる形になるわ

 

最終形

こうしてファンドが10億円で100%対象会社を支配して
対象会社が30億円のローンを抱えている状況が出来上がる
ってわけです。

これがLBOのスキームの概要です。

なるほどね
まさに錬金術のような手法です。

ファンドは買収しておきながら
その買収資金の大半はローンで賄い
そのローンを対象会社に背負わせる

なんともアコギな話です。

今日はこんなところで終わります。

引き続きLBOについては
さらに考えていって
最終的に自分で使えるかどうか
考えたいと思います。

ではでは

ゲンタ

こんにちはゲンタといいます。

自己紹介をします。

<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン

↓その後、改善施策を実施

<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万

大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。

ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。

なんだそりゃって感じですよね?

”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。

思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。

皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。

よろしくお願いします。

このブログの目的~Beyond the Financeはじめに こんにちはゲンタです。 僕は大学時代にさぼってしまい大学卒業後も就職もせずにぷらぷらとニートになりました。 その後、...

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