CFO

【書評】大塚寿昭著「CFOの履歴書」を読んで読書メモしておく

こんにちはゲンタです。

今日は大塚寿昭さんが著作された
CFOの履歴書という本を読みまして
これの読書メモを書いておきたいと思います。

CFOの履歴書では

実際に現役CFOがこれまでの経歴などを語っているパート

CFO専門の人材派遣業を行っている会社の代表の大塚寿昭さんがCFOへのキャリアパスや期待される役割とスキルセット
について語っている二つのパートに分かれています。

特に現役・元CFO10人の生の証言は
リアルにCFOに求められる部分を感じられて
CFOになりたいと思っている人だけでなく
経理財務でつまんないなーと思っている人に
参考になると思います。

こんなふうに現役CFOが語っている本はほとんどないので貴重です。

イメージとしてはインテリジェンスが求められると思われがちですが
タフさが求められる職種なのだなと思わされるはずです。

将来、CFOになりたい人や経理財務の人にとっては参考になる本です。

では、いってみましょう。

CFOの報酬ってどれくらい?

いきなりですが、給料についてです。

やっぱり給料がどれくらいかって気になりますよね。
こんな感じとのことです。

ベンチャー 700-1200万+so 0.1%〜3%

上場ベンチャー 1200-3000万+ soあったりなかったり

日系大企業 2500-5000万

外資 2000-3000万+so 百万から15百万

バイアウト日系 1200-2500万+so 数千から1億

バイアウト外資 2000-3000万+so 数千から1億

 

ちなみに投資ファンドは売上規模ではなく
利益規模で給料の額を決めているそうです。

こうしてみるとやっぱり規模が大きい方が
報酬も大きく設定できることがわかります。

が、それだけハードルも上がります。

あとベンチャーって大した給料じゃないんだなーという点と
バイアウトファンド案件のCFOのSOの額は夢がありますよね。

数千万から億まであるという点は中々面白いところです。

後述しますが、
大体のCFOが転職を繰り返し
徐々にステップアップしてCFOの座についております。

CFOに求められるスキル

次にCFOに求められるスキルってなんなのか?

何ができないとCFOになれないかがわかります。

 

CFOのハードスキル

羅列していくと
財務スキル、経理スキル、fp&aスキル、人事スキル、ITスキル, irスキル、グローバルガバナンス体制、リスクマネジメント
だそうです。


あげればキリがないですし、全てをすでに持っている人はほとんどいないと思います。
現役CFOの人たちのインタビューでも語られていますが
ほとんどは業務の中で徐々に経験していっています。

報酬が高ければ高いほど、経験を求められますが
報酬が低い案件=ベンチャーCFOやCFO手前案件などでは
経験を求められず、そういった段階で徐々に経験を積んで行っていることがわかります。

これらのハードスキルの中でも
特に未来の数字をコントロールするfp&aスキルが大事だと言ってます。
これは僕もそう思います。

財務会計のプロや監査人は細かい財務規則はよく知っていたり
細かい数字のミスを見つけることはできますが、
着地を見込み通り決めるとかそういうことは苦手
だったりします。

というか、あまりそういう意識がなかったりします。
経験がないから。

ですが
マネジメントとして求められるのは
やはり毎年の損益がどうなるのか?
こうしたい、というのがあり、
そこに向かって数字をコントロールできる能力が非常に重要です。

これができないと能力なしと思われることは間違いありません。

では、そのために必要なことは何か?

コミュニケーション力や財務のハードスキルです。
特にソフトな部分が重要です。

ということで、ソフトスキルです。

CFOに必要とされるソフトスキル

タフさ、周りから信頼されること、コミュ力、リーダーシップ、英語力、組織構築

この辺りがキーワードとしてあげられていました。

 

特に印象的なのがタフさです。

CFOってタフな印象ありませんが、
僕も実感してますが、いろんな部署やいろんな人から
ほんとに色々文句や要望やらを言われます。

これにピシッピシッと打ち返していくことは
タフであり、またこちらが考えている方向性に導くためには
タフなコミュニケーションが必要です。

そういう意味でCFOってタフな精神力が求められるというのは実感しています。

CFOの業務範囲

じゃあ、CFOの具体的な業務範囲ってなんなのか?って話ですが、

CFOの業務範囲は経営企画、財務、人事、IT、総務、法務と守備範囲が広いです。

よって、全ての業務を実務で身につけることは難しいと思います。

特に大企業では無理です。

ジョブローテに時間がかかりまくりますから。

 

よって、どのCFOも自分の得意領域を持って

それをベースにあとは任されたタイミングで

地頭や倫理感などで未経験業務についての判断をしている感じだと思います。

 

こんな中でCFOを目指すにあたり、

僕がお勧めしたいのはプロジェクトに参加することです。

 

プロジェクトに参加することによって、

コンサル、各部署との積極コミュを行い、スキルを養成することができます。

 

また、普段と異なる視点を持つこともできますし、

物事を前に進めたり、組織を変革するステップを体感することができます。

こういった能力を持っている人は少なく、

CFOなどのマネジメントに求められる能力でもあります。

ベンチャーCFOの発生の仕方

じゃあ、具体的にどのようにCFOポジションが生まれるのでしょうか?

特にベンチャー企業でのCFOの発生状況は参考になります。
なぜなら、ベンチャーに入ることは他の企業よりもハードルが低いです。
一方でリスクがあって怖いですよね?

じゃあ、どんな状況なのかを知ればどんなリスクがあるのかがわかるというものです。

 

ベンチャー企業では当然ですが、
最初はビジネスがうまれます。

そのときはCFOなんかいません。
まして管理部門専門要員もいません。

やがてビジネスがうまくいきだして
成長、拡大フェーズに来ます。
このタイミングでは事務員はいます。

次に創業メンバーは上場を意識しだします。

証券会社、vc、監査法人からCFOはいますか?、
事業計画はありますか?
と言われます。

 

そして、CFO採用がはじまる。
そして採用にふみきる。
というわけです。

 

大概のCFOはこの時に入社して
上場を目指して内部管理体制を構築して行ったり
VCと会話をしたりするわけです。

この中で上場させて、自らが上場CFOになっていったというわけです。

まとめ

CFOの履歴書はCFOを目指す人や経理財務の人にとって非常に参考になると思います。

CFO専門人材業者代表によるCFO論と

現役CFOの経歴の語りで構成される。

特に現役CFOの生の声は実感が伴っており、

実際のCFOに求められるものがなんとなくわかります。

これは一般的に出回っているものと少し違う感じも受けると思いますが、

これがリアルなところです。

 

求められるのは、倫理観、タフさ、判断力といったところだというのが印象です。

今日はこんなところで終わりにしたいと思います。

ゲンタ