書評 感想 青山 隆治 外資系企業経理入門―外資系CFO&コンサルタントが書いた

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今日は、外資系の最先端の経理のやり方を知りたいなと思い、
購入して読んだ
「外資系企業経理入門―外資系CFO&コンサルタントが書いた」
をレビューをします。

結論から言ってしまうと、

正直、少し内容が薄いかな〜

と感じてしまう本でした。

外資系CFOの実務家が書いた本なので
買ってみたのですが、
インターネットの情報の方が
よっぽど濃い情報があります。

少なくとも僕は買う必要なかったです。

期待していたのは、

外資系企業の進んだ財務管理の手法の一端をみて、

外資系企業の最先端の財務管理を自分のスキルとして

実践に応用して使おうと思っていたからです。

 

ですが、
この本で書かれていることは、
インターネットで調べられる程度のERPの話や
財務管理の話が列挙されているという感じです。

 

一つだけ良いと思ったのは、
なぜか税務の箇所はめちゃくちゃ詳しく書いてありましたし、
内容も濃かったです。
PE課税や移転価格といった国際税務の話なども
触れらてており、
内容も濃かったですし、実践的でした。

 

ですが、
外資系企業経理入門というタイトルに
ふさわしくなくね?
という感じです。

 

もっと、FP&Aの具体的な業務内容とか
ERPをファイナンスがどうやって使って
ビジネスをKPIでコントロールしているのかとか
を詳しくみたかったのですが、、、。

 

これだったら、

よっぽど「事業マネジメント」とか「売れる数字」

とかを読んだ方が勉強になりまくります。

ぜひ、これらの本は読んでいただくことをお勧めします。

事業マネジメントはNEC上場子会社CFOが書いた本でして、

経理マンが事業をいかにコントロールするか?が話されている本です。

 

そういった本を僕は血眼になって探したのですが、

これを読む前まではほとんど見つからず、

某日本一でかい本屋の隅っこの方でこれを見つけて購入しました。

 

そういう意味で、希少かつあまり有名でない本ですが、

実務を通じて得た知識はすぐに使えるネタがたくさんありました。

 

売れる数字はおそらく日本一実務に寄り添ったマーケターである方が

書いた本で、正直、この方の本はめちゃくちゃ面白くて、

僕は全部読みました。

売れる数字で何を教えてくれるか?というと、

KPIを使ってリアルにどのようにビジネスを成長させていくか?

この思考回路をスパークさせてくれます。

ちなみに、この本のレビューはこちらで解説してます。

結局、ファイナンスはビジネスを数字で視覚化する手段である

これが、これらの本を読んだり、

自分で実務で事業をコントロールしている中で現時点での僕の結論です。

 

だって、これが大航海時代に生まれたファイナンスという考え方の

永久不変の真実なわけで、それ以上のことを求めてはいけませんし、

それは別の領域の話なわけです。

 

だから、別の領域に踏み込むべき時代にきているのであれば、

別の領域であるセールスやマーケティングやSCMやHRやITという

物自体を学ぶ必要があるというように考えています。

 

だから、

ファイナンスが直接的に株式価値を高めたり、

ビジネスを成長させるということはありません。

 

いやいや、

自己株買いとか税務戦略とかM&Aとか配当性向とか資本政策があるじゃないか?

と言われるかもしれません。

 

が、

これらも結局、ベースとなるビジネスの成長があってこそなわけでして、

ファイナンスが直接的にビジネスを作っているわけではありません。

 

こういうとCFOをやっている人やFP&Aの方からは

反発があるかもしれませんが、

そう思ってしまった方がスッキリしませんか?

 

だって、

銀行がいようが、証券会社といった金融機関がいようが、

肝心の実業をやっているメーカーであり、

商社であり、八百屋さんであり、魚屋さんであり、レストランであり、

がいなかったなんの役にも立たないのと同じことです。

 

僕は今後の経理マンは下記のように考え行動していくべきだと思います。

(途中で生き残れないようにならないためにも、毎日、刺激的で面白くいるためにも)

 

いやー、ファイナンスなんて間接部門ですよ。

僕はファイナンスの専門家として、

ビジネス活動を数値化することができるし、

数字がどのように組み上げられているか?

を分解することはできる。

 

だから現行のビジネスを最大限、株主価値に反映させるような

資本政策を作ることはできる。

 

でも、ファイナンスの専門家として、

ビジネスを成長させることなんて、

お金を使ってM&Aをするくらいしかできないというのが本音です。

 

ただ、これまで資本政策とか税務戦略とか

ビジネスの結果を上手に財務上デザインをして、

正しく株主価値に反映させるということをやってこなかったので、

ここでバリューを出すということが、

ファイナンスの主戦場の一つであることは間違いない。

 

だし、

これってでかい金額の金が動くからめっちゃ重視させることができる。

つまり、給料にはねさせることができます。

ここがファイナンスの美味しいところの一つではあります。

 

実際、アメリカで成功したCFOであるゲーリーウィルソンやステファンボーレンバックといった

スーパーCFO達はこの財務戦略を主戦場として企業価値を創造し、

結果的に彼らは給料もプロスポーツ選手並みの報酬を手にしたわけです。

 

僕はそういったファイナンスの枠だけで生きていくのは

つまらないと思って、マーケティングを勉強しています。

 

そうしたら、めっちゃ勉強面白いし、

毎日、街中歩いていても勉強になりまくって、

これを仕事でも使ったら面白いなと思ってきたんです。

 

M&Aだって、ファイナンスが担う役割なんて、

本当に周辺の話でしかないし、

真髄はビジネスをどうやって発展させるか?

ってことだと思うんです。

それって、マーケティングな訳で、、、。

マーケティングを勉強しないと、

本当の意味でM&Aを成功させることなんて

できないはずなんです。

 

でも逆にいうと、

ファイナンスにマーケティングの知識を組み合わせたら、

それこそ、最強の経営参謀になれるんじゃね?

誰もついてこれねんでねーの?

とも言えるわけです。

 

だから、ファイナンスをある程度わかったら、

次は証券アナリストだ、中小企業診断士だ、システムアナリストだ、

CIAだと周辺資格の取得に逃げるのではなくて、

マーケティングを徹底的に学ぶべき

です。

 

そういう意味では、

売れる数字はマーケティングの本なのですが、

ファイナンスの人に取って入りやすいマーケの本ですので、

この辺りから学んでみてはという提案でした。

 

加えて、人を動かすためのコミュニケーション能力ですね。

なぜなら、KPIで見える化して次に何をやるかっていうと、

企業価値を向上させる施策(=インサイトを発見して)をうって

それを実行させるためには人を動かさなきゃいけないからです。

 

それがこれからのファイナンスがやるべき仕事です。

これ、できたらマジ最強じゃね?

この間、最もファイナンス機能が進んでいると思われるGEのJDをみたら、

最後にこういうことが書いてありました。

超重要だと思ったので、引用させていただきます。

Strong analytical skills: able to clearly link financial results to operational performance

drivers,generate alternatives and drive positive change

 

僕はこれをやって企業価値を高めて、

結果的に自分の価値を高めまくります。

終わり。

 

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僕は大学卒業してからも プラプラとニートをしてました。

ですが、その後USCPAを取得したり転職活動をして

今では一部上場企業で決算などはやらずに複数のプロジェクトを回したり、海外出張にいきまくるなどしてます。

年収も1000万を超えました。

今後はファイナンススキルとプロジェクトマネジメントスキルを武器にして、

CFOになろうと日々色々と学び、行動しています。

このブログのコンセプトは、 “Beyond The Finance” といいます。

なんだそりゃってかんじですよね。

もうちょっと詳しくみてやろうかなと思う方はこちらから読んでください。

 

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プロフィール

はじめまして、
ゲンタという名前で ブログをかいてます。

僕は大学卒業してからも プラプラとニートをかましてました。 いやー、ぶっちゃけバイト三昧でした。

ですが、バイトって稼ぐ効率悪くない?いちいち探すの面倒じゃね?と思い始め、 なんか楽そうだなーっという安易な理由で 経理を仕事にしました。

最初は超零細企業の経理職に なんとか潜り込みました。

その後、簿記1級を取得したり、 USCPAを取得したり、TOEICで900点を超えたりして、転職活動をしまくりました。

一部上場企業に転職して 最初は決算やら作業仕事をやっていましたが、すぐに作業地獄系の仕事に飽き飽きしました。 その後、複数のプロジェクトを回したり、 海外出張にいきまくるなどしていました。英語なんか全く喋れなかったのに、ビジネスで英語を使えるようになりました。 で、現在は海外でCFOをやっています。

年収も1000万を余裕で超えました。

今後は仕組み化スキルと マーケティングをベースにした管理会計スキルの2つを武器にして、上場企業のCFOになろうと日々色々と学び、行動しています。

このブログのコンセプトは、 "Beyond The Finance" といいます。

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