CFOの役割とは?〜CFOがやることってなんなの?

この記事は6分で読めます

こんにちはゲンタです。

 

今日はCFOの役割について考えていきたいと思います。

考えていくっていうのは僕自身答えを探そうとしているからっていうわけです。

まあ、そんなわけで本を読みながら気楽に考えてみました。

 

CFO最強列伝という本を読んだのですが、

この本によると現代のCFOの役割はこれらしいです。

 

①税金(コンプラと節税)

②投資(M&A、投資効率の向上、戦略的提携、M&A

③福利厚生と退職者制度(企業年金問題)

④経理

⑤資本構成及び資本コスト(投入資本コストの正確な算定とWACCをいかに引き下げるか?が財務施策上の重要な課題)

⑥コンプラ

⑦配当方針

⑧事業計画の立案及び予算計画と業績評価

M&A、提携、事業リストラと選択と集中、経営資源の有効な配分、コスト管理、売上管理)

⑨リスク管理(金融手法及び保険などによりヘッジ、VARやデリバティブなどの手法)

⑩報酬制度及び人事制度

 

うーむ、ちょっと色々ありすぎてなんともよくわからんですよね。

 

CFOの役割を一言でいうと?

 

そこで、YoutubeでCFOと調べてみるとメルカリのCFOの小泉さん(実際はCOOですが)が

わかりやすくCFOの役割と説明してくれていたので紹介したいと思います。

 

「ファイナンスはまずは資金調達、でも、資金調達するのなんて年に一回くらいである。

 大事なのは調達した資金をどのように使って、価値創造するか?であり、

 ここでしっかりと意見していくことが大事なのである。」

と言っていました。

 

おお、かなりわかりやすいなと。

つまり、ROIを高めようぜってことになります。

 

んなの当たり前だろとなると思いますが、意外に忘れがちですよね。

ともすれば営業利益にこだわってしまったりしちゃうもんです。

そうではなくて、金を投下して、それのキャッシュリターンを最大化するのが一番の役割だってことです。

 

例えば、ビジネス部門が営業利益にこだわってしまっていたら、

そうではなくてちゃんとキャッシュリターンが最大化されているのかをチェックするっ

ていう視点があるだけでも企業に価値をもたらすことができたりします。

 

でもここは奥が深くてファイナンスからROIを高める

具体的な施策を出すのって一体どうやってんだってのが正直なところなんじゃないですかね。

 

有名なCFOはどうやってROIを高めきたのか?

 

そこで、CFO最強列伝に戻ってみました。

 

ここでは数人の伝説のCFOがどんな仕事をしたのかについて紹介してくれています。

先ほど紹介したCFOの役割の中でCFOは必ずどの分野かに得意技をもっているということです。

 

例えば、

ジェリーヨーク=コストカッター

ステファンボーレンバック=M&A、ディールメイキング

というように。

 

その得意技を使って、価値をがツーンとあげるわけです。

と考えるとわかりやすいですよね。

 

ROIを高めたCFOの仕事の具体例をみてみよう

 

例えばですね。

 

ステファンボーレンバックというヒルトンのCEOまで行った方は

ホリデイインのCFO時代にこんなことをやってROIを高めました。

 

1986年にホリデーコーポレーションにCFOとして採用され、

トランプ(現米国大統領)に買収されかかっていたホリデーの買収防衛に関わったと。

 

当時、トランプはホリデイインが持っていた不動産価値が

株価に対して非常に低く評価されていることに目をつけました。

つまり、安く株を買い占めて会社を買収して、

不動産を処分してしまえば儲かるなって睨んだわけです。

 

(昔、村上ファンドが株価が低いけど高い不動産を大量に保有していた阪神を買収しようとした際に考えたことと同じです。

 っていうか、ボーレンバックの元ネタがあって、村上ファンドがそれをパクったと思われます。)

 

これに対して、なんと、ボーレンバックは不動産を売却してしまいます。

さらに負債(借入や社債発行と思われる)を導入して、26億ドルを調達します。

そして、なんと16億ドルを一気に特別配当として株主に還元してしまいます。

 

え?って感じですよね。

 

なんで大事な資産を売却してさらに借入してまで株主に配当するの?

ってなると思います。

 

いやこれがCFOが価値創造した瞬間なのです。

 

これをやってホリデイインはどうなったのか?

 

一瞬にして

資産リッチで株価が低い会社から

資産を持たない資本が低い会社

になったわけです。

 

これによって抱えていた不動産の含み資産益はなくなり、

かつ特別配当によって株価はあがってしまい、

トランプが買収するうまみはなくなったわけです。

 

もっというと、

細かいデータはないですが、

 

・利益(キャッシュフロー)/本質的なEquityの価値(不動産の含み益含む)

で計算されるROIがめちゃくちゃ低かったのに対して、

 

・利益(キャッシュフロー)/Equityの価値(負債導入と特別配当によって削られた資本)

 

の計算によって算出されるROIがめちゃくちゃ高まったというわけです。

 

ちょっとわかりにくいですかね。

 

まあ要は特別配当することで資本を大幅に削ったわけですね。

で、その資本っていうのはホリデイインを運営する上でそこまで必要ではなかった資本だったわけです。

それを公正に株主へ分配したと。

 

つまり、

分母(資本)が低くなって

利益が対して変わらなかったら

そりゃあROI高まるよね

ってわけです。

 

なんとも魔術のような話だなと思いました。

 

しかし、これに気づくか気づかないかっていうのがCFOの視点なんだなというわけです。

まるで、資本主義の権化のような発想ですよね。

 

結果的には途中まで株を買い進めていたトランプは儲かったんです。

 

なぜなら、特別配当ももらうわ、株価が上がるわで買収はできなかったですが、

本質的な価値が表現された結果、途中まで買い進めた株の売却益で儲かったというわけです。

 

トランプはボーレンバックに対して敵ながらあっぱれと思ったのだそうです。

 

よく考えたら当たり前のことをやっただけじゃん

 

僕はこれを読んでよくよく考えるとこれってごくごく基本をやっただけだなと思いました。

 

だって、

ROIを高めるっていうことは

Return=利益、FCFを高める

か、

I=Investment、投下資本を下げる

か、

のどっちかなわけです。

 

ビジネス部門の人はReturnだけしか目がいかないところを

Iを下げる方に目をつけたに過ぎないわけです。

 

でも、これを本当に実行するためにはいろんな人を説得しないとできないわけです。

 

このタイミングは非常に差し迫った状況にあった(買収されそうになるという)ので、

大胆な施策を思いつき、かつ、実行できたということなんだと思います。

 

トランプが含み益を見つけたこと自体が価値創造機会の創出であり、

それをボーレンバックが具現化したと言えるというわけです。

 

これからどんなファイナンスを目指すべきか?

 

このように買収されそうとか赤字で瀕死な状況とか、

会社のストラクチャーを変えざるを得ない状況に陥っっている会社ほど

CFOが活躍する機会があるんじゃないかなあっていう感じがしますね。

 

つまり変化を促されているように見える機会を発見するというか。

 

例えば、瀕死の状態に陥ったシャープ、東芝なんかもやれること大量にありそうですよね。

ある意味日本の家電産業はストラクチャーを変えざるを得ない状況に追い込まれたわけです。

 

これからは日本の商社もデジタル化のなかでストラクチャーを変えざるを得ない状況に追い込まれるでしょうし、

デジタル化によって、あらゆる産業は変わらざるを得ないはずです。

 

こういう中でCFOというかファイナンスの視点でできることを考えていくと良いのかなと思います。

 

それとやはり、自分の得意技っていうのが欲しいなとも思いました。

伝説のCFOがそれぞれ得意技を持っていてそれを使って、

強烈な価値創造をしてきたということを考えると。。。

 

何を得意技にしようかなーーーー

コストカッター??

資本政策??

M&A???

いや、もっと新しいネタの方が面白そうな気がするなあ

デジタル化に引っ掛けて行けないかなあ

と模索する。

 

ということで今日は終わりです。

 

CFOに求められる財務専門知識については下記の記事で詳しく書いていますので読み進めてください。

 

日本でCFO になるための3つのファイナンス専門知識を勉強する近道とは?

 

こちらの記事では伝説のCFOの仕事ぶりを勉強できます。

(伝説のCFO)ステファンボーレンバックの物語でCFOの仕事ぶりを勉強する

 

こちらの記事では現代のCFOが求められる役割についてまとめています。

現代CFOの役割とは?

 

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僕は大学卒業してからも プラプラとニートをしてました。

その後、零細企業になんとか潜り込みました。

そのあとは、簿記1級やUSCPAを取得したりつつ、

転職活動をやりまくりました。

その結果、一部上場企業に入社することができました。

決算などの作業仕事はほぼやらず、

プロジェクトを回したり、海外出張にいきまくるなどしました。

今では海外でCFOをやっています。

年収も1000万を超えました。

今後はファイナンススキルとプロジェクトマネジメントスキルを武器にして、

上場企業のCFOになってクリエイティブな仕事やろうと日々色々と学び、行動しています。

このブログのコンセプトは、 “Beyond The Finance” といいます。

なんだそりゃってかんじですよね。

もうちょっと詳しくみてやろうかなと思う方はこちらから読んでください。

 

 

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プロフィール

はじめまして、
ゲンタという名前で ブログをかいてます。

僕は大学卒業してからも プラプラとニートをかましてました。 いやー、ぶっちゃけバイト三昧でした。

ですが、バイトって稼ぐ効率悪くない?いちいち探すの面倒じゃね?と思い始め、 なんか楽そうだなーっという安易な理由で 経理を仕事にしました。

最初は超零細企業の経理職に なんとか潜り込みました。

その後、簿記1級を取得したり、 USCPAを取得したり、TOEICで900点を超えたりして、転職活動をしまくりました。

一部上場企業に転職して 最初は決算やら作業仕事をやっていましたが、すぐに作業系の仕事に飽き飽きしました。 その後は、複数のプロジェクトを回したり、 海外出張にいきまくるなどしていました。 で、現在は海外駐在してCFOをやっています。

年収も1000万を余裕で超えました。

今後は仕組み化スキルと マーケティングをベースにした管理会計スキルの2つを武器にして、上場企業のCFOになろうと日々色々と学び、行動しています。

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