こんにちはゲンタです。
今日はLBOのメリットデメリットについて
まとめていきたいと思います。
LBOのスキームについては
前回話した通りです。
登場人物は
投資家、銀行、株主、対象会社
の4人です。
そして、LBOによる買収のスキームは
最終的にはこのような形になります。
対象会社は事業とは無関係の負債を負う形になります。
対象会社の人からしたら
たまらないですよね。
僕が対象会社の社員だったら
ぶっちゃけムカつくと思います。
というわけで
LBOのメリットデメリットを
それぞれの登場人物毎に
どうなるかまとめてみました。
こんな感じです。
投資家と株主にとっては
メリットが大きいですね。
なぜなら
投資家にとっては
元手を少なくして
買収が可能になるわけです。
また
株主にとっても
投資家側のハードルが下がるのであれば
売却機会が増えて
売却価格も高めることができます。
銀行にとっては
回収リスクが高いですが
リスク対策を行うので
フラットな感じがします。
一方で、
対象会社にとっては
普通に考えるといいことがないです。
だって
自社の事業と関係ない
負債を負わされるわけですよ?
本当は投資家が負うべきですよね?
しかし
LBOのスキームを使うと
事業を取得した投資家ではなく
対象会社が大半の買収コストを
負うことになるのです。
いや、ふざけんなよ
っていうのが
正直なところでしょう。
しかし
ここがファンドビジネスの肝で
当然ながら
ファンドは経営のモニタリングを行いますし
銀行も回収があるのでコベナンツ条項を設定して
モニタリングを行います。
その結果、
対象会社の経営は効率的にならざるを得ません。
長期的な目線での経営はしにくくなりますが
短期中期的な目線での効率はあげざるを得なくなります。
よって、
これまで踏み込めなかった
組織改革やしがらみでできなかった改革を
進めることができるわけです。
びしょびしょに濡れた雑巾を絞る
ように改革を進めて
バリューアップがなされる
そして、企業価値を高めて
Exitする
というわけです。
今日のまとめはこんな感じです。
ゲンタ
こんにちはゲンタといいます。
自己紹介をします。
<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン
↓その後、改善施策を実施
<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万
大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。
ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。
なんだそりゃって感じですよね?
”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。
思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。
皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。
よろしくお願いします。
ゲンタ