経理財務実務

事業価値と株主価値の関係性

こんにちはゲンタです。

今、M&Aのプロジェクトをやってまして
改めて事業価値と株主価値の関係性を
整理したので書いていきます。

事業価値と株主価値の関係性

事業価値と株主価値って
わかりにくくないですか?

あれ事業価値と企業価値ってなんだっけ?
非事業資産ってなんだっけ?

となるかと思います。

まずはいきなり図解から行きます。

 

 

 

 

 

 

 

①事業価値+非事業資産価値=企業価値

②企業価値ー有利子負債=株主価値

の順番で株主価値を算出するというわけです。

この計算式を見れば
大体、事業価値と株主価値の関係性がわかるかと思います。

大事なのは事業価値って根本的になんなのか?
株主価値って根本的になんなのか?

それらの間に挟まっている
非事業資産、有利子負債って正確にはなんのか?

これらを理解すると
意外と間違っている人を見つけることができますし
バリュエーションの会話についていくことができます。

ということで、
一見わかりにくいですが、
一つずつみていきましょう。

事業価値ってなによ?

まず、事業価値(EV)というもの
これが、EBITDAマルチプルを使って算出されたり
DCF法で算出されるものです。

要は事業を営むことでどれくらいの価値を生み出すのか
という視点で算出される数字です。

DCF法は、事業から滴り落ちてくるFCFを
現在価値に直して計算します。

EBITDAマルチは、
EIBITDAというのは事業から発生する簡易FCF的な指標であり
EBITDAマルチは何年分のEBBITDAかという指標です。

だから
EBITDA×EBITDAマルチプルで計算される数字は
事業価値(EV)を示すというわけです。

非事業資産って何よ?

その名の通り、事業に使わない資産のことです。

例えば、有価証券とか投資不動産とかですね。
あとは明らかに余剰資産と見られる定期預金などです。
もちろん定期に入っていないくても余剰と見られる
現預金は非事業資産となります。

他にも保険積立金(解約返戻金)、

こういうものを実体に即して一つ一つ判定していくわけです。

ここで必ず理解してもらいたいのは
現預金を持っているからって
それが全て非事業資産じゃないってところですかね。
あたりまえですが、事業を回す上で
キャッシュはいくらか必要なわけです。(運転資金として)

なのでその分は除きます。

有利子負債って何?

そのままですね。

利子を発生させる負債のことです。

借入金とか社債とかリース債務とか
退職給付債務とかです。

そして、バリュエーション上の考え方は
有利子負債は債権者が保有している価値のことです。

企業価値のうち、債権者がこの分を保有している
という感じですね。

株主価値って何?

要は株主が保有している価値のことです。

企業価値のうち、債権者が保有している分を除いた分が
株主が保有している分だというわけです。

この株主価値を出すための計算式が冒頭で書いた通りですが

事業価値+非事業資産ー有利子負債=株主価値

というわけです。

事業価値の算出方法は主に二つありまして

DCF法
EBITDAマルチプル法

です。

両方使うことが多いですね。

最後に

まとめておきますとこうなります。

ぜひこれは覚えてもらったほうがお得だと思います。

ではでは

ゲンタ