経理財務実務

間接業務(経費精算、請求書処理)のデジタル化のススメ

こんにちはゲンタです。

今日は経費精算・請求書処理業務のデジタル化について話していきます。

デジタルトランスフォーメーション=DX=デジタル化

これら全て同義です。

 

早速ですが、経費精算と請求書処理業務のデジタル化に向けた

3つのステップを説明します。

経費精算、請求書処理のデジタル化の3ステップ

デジタル化に向けた変遷としては、次のように3パターンあります。

1 Analog to Analog

(紙で請求書/領収書を受領、紙で承認、処理) 

2 Analog to Digital

(紙で請求書/領収書を受領、データで承認、処理)

3 Digital to Digital

データで請求書/領収書を受領、データで承認、処理)

です。

 

これまで1のA2Aだったものが3のD2Dになるというのが将来的な姿です。

 

じゃあ、これをどうやって実現するのか?

SAPのグループ会社であるコンカー社がこの仕組みをリードしていますので

コンカーのシステムを見ながら説明していきます。

これまでのアナログ経費精算業務

例えば、日帰り出張精算(電車代やタクシー代の精算)があるとします。

これまでのやり方だとこんな感じです。

これまでの経費精算プロセス

自分で現金で支払う

領収書を紙でもらい財布に入れておく

糊で台紙に貼る

経費データをERPに入力し伝票を紙で出力する

出力した伝票にハンコかサインをして上長へ渡す

上長がハンコかサインをする

経理部に伝票と領収書を貼った台紙を渡す。

経理部が支払処理を行い伝票と証票を一定期間文書保管する

 

いやー、結構だるいですよね。

ていうかかなり時間かけてやってます。

なんだかんだで精算する人自身は30分くらいかかってるんじゃないですかね。

じゃあ、これがデジタル化されたらどうなるのか?

デジタル化された経費精算業務

自分で現金で支払う

領収書を紙でもらいスマホで撮影しコンカーAPPに保存

自動的に入力された経費精算データに対して

保存された写真の領収書を添付する

経費精算申請データが上長へ送付される

上長がコンカー上で承認する

経理部が経費精算データ受領し支払いを行う

経理部が電子データを一定期間保存

なんとも楽ですねー。

 

請求書処理業務の未来

インフォマート社とコンカー社がタッグを組んで請求書の未来を実現するとのことです。

電子請求書のフローが電子化(パターン1)

ベンダー各社が電子請求書を発行

↓請求書データ(Digital)

インフォマート (請求書のハブ)

↓請求書データ(Digital)

自社が電子請求書を受領

会計システムに自動的に流れ込む

承認者が承認作業を行う

経理部が支払処理を行い、買掛金を消し込む

 

電子請求書のフローが電子化(パターン2)

ベンダーが紙の請求書を発行

↓紙の請求書

自社が請求書を受領したらPDF化して

コンカー社へPDFデータを送付

コンカー社が紙の請求書データをデジタル化

(マニラのBPOでチェック、修正あり)

↓請求書データ(Digital)

自社が電子請求書を受領

会計システムに自動的に流れ込む

承認者が承認作業を行う

経理部が支払処理を行い、買掛金を消し込む

今日のまとめ

今日のまとめについて、

間接業務デジタル化は非常に経営者意識が高いです。

なぜかというと、デジタル化の流れはこのような間接業務だけではないからです。

 

工場の業務でも

マーケティングやセールスの業務においても

デジタル化によって大きく大きく競争力に差がつく

からです。

 

なので、間接業務のようなところからデジタル化を施すことによって

もちろん間接業務の削減をはかりコスト削減、効率化を行うことができます。

 

それと同時に、

間接業務デジタル化から

全社的なデジタル化の流れに波及

させていくという狙いも先進的なCFOなどは考えています。

 

ということで、このコンカー社の取り組みや

インフォマート社の取り組みにいち早く取り組んでいくことで

自分自身のファイナンスキャリアとしての価値が大きく高めていくことができます。

 

ので、自分で手を上げて間接業務のデジタル化に取り組むと得だよねという話でした。

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僕は大学卒業してからも プラプラとニートをしてました。

その後、零細企業になんとか潜り込みました。

そのあとは、簿記1級やUSCPAを取得したりつつ、

転職活動をやりまくりました。

その結果、一部上場企業に入社することができました。

決算などの作業仕事はほぼやらず、

プロジェクトを回したり、海外出張にいきまくるなどしました。

今では海外でCFOをやっています。

年収も1000万を超えました。

今後はファイナンススキルとプロジェクトマネジメントスキルを武器にして、

上場企業のCFOになってクリエイティブな仕事やろうと日々色々と学び、行動しています。

このブログのコンセプトは、 “Beyond The Finance” といいます。

なんだそりゃってかんじですよね。

もうちょっと詳しくみてやろうかなと思う方はこちらから読んでください。

こんにちはゲンタといいます。

自己紹介をします。

<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン

↓その後、改善施策を実施

<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万

大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。

ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。

なんだそりゃって感じですよね?

”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。

思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。

皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。

よろしくお願いします。

このブログの目的~Beyond the Financeはじめに こんにちはゲンタです。 僕は大学時代にさぼってしまい大学卒業後も就職もせずにぷらぷらとニートになりました。 その後、...

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