KPIマネジメント読書メモ

こんにちは今日は自分でもKPIについてなんだっっけ?

と思うこともあり、KPIマネジメントという本を読んで

結構、よかったのでメモを書いておきたいと思います。

 

一方で、実際に使う時にはちょっと違うなと思ったこともありましたので

合わせてメモしておきたいなと思います。

 

そして、このKPIマネジメントを読んで僕は

KPIの本質は要はGoalに対してタスクをブレイクダウンしていく

プロジェクトマネジメントと本質は同じだなと思いました。

リクルートは営業の会社であると見せかけて数字での進捗管理が得意な会社

著者はリクルートで長く働いていて

KPIセミナーを社内で11年に渡って実施していました。

僕はリクルートっていう会社は営業がやばい会社だと思っていました。

実際そうです。

中小企業で働いていた時、リクルートの飛び込み営業が一番多かったです。

昔は、手に電話をくくりつけて電話営業をしていたらしいです。。。

やばいですよね。

 

ですが

この本でリクルートは数字での事業進捗管理も非常に得意な会社だと書かれています。

これも裏を返すと、数字で進捗をしっかりとフォローされてしまうから

営業をしっかりとやるようになるということかもしれません。

結構、厳しい会社だなーという感じです。

KPIマネジメントって何か?

KPIとは、数字で事業の成功の鍵を示したものです。

だから、事業成功の結果を示す財務諸表の営業利益とかROEとかではないというわけです。

営業利益1000億円が目標だとすると

これはKGI=Key Goal Indicatorであり、

KPIではないということです。

 

営業利益1000億円を達成するために、

市場シェア30%を目指すとすると、

この市場シェア30%がKPIとなります。

市場シェアを30%取れれば、営業利益1000億円いくというストーリーを作って

市場シェア30%に向けて施策を実行していこうというわけです。

筋の良いKPI

筋の良いKPIというのは、コントロール可能で管理しやすい数字

だと言っています。

例えば、営業マン一人当たりの企業訪問数を1ヶ月100とする。

とかです。

 

いやー、これって確かにアクションプランがパッと浮かぶので

コントロールできるし、管理も可能だと思います。

しかし、これを全社レベルのKPIにすることはできません。

 

実際にはシェア30%を全社レベルのKPIにして、

各事業部の営業部のKPIを営業マン一人当たりの企業訪問数1ヶ月100

とするという感じで管理していくことになるわけです。

 

そして研究開発部のKPIはマーケティング部が求める新製品を

三つ1年間で作って営業部の訪問数を後押ししたり、

シェアをひっくり返す商品を作るとか、

財務部だったら、三つ改善PJをやって間接業務を効率化することで

営業部が訪問する時間を増やし、開発部が開発する時間を増やすとか

そういう感じです。

 

これを読んで僕は要は各人のアクションプランに結びつく

効果的な施策を数字で示すことがKPIなんだなーと思ったわけです。

なので、KPIっていうのは全社レベルのKPIと各部署のKPIに分かれていくと思います。

となると、結局は各部署の目標を数字化して全社レベルのKPIに結びつき、

結果、全社レベルのKGIとなる。

これがKPIの本質だと思います。

筋が悪いKPI

逆に筋の悪いKPIって何かというのを事例で出しておきます。

 

たくさんの数字を管理している(シェア、売上、利益、訪問数とか)

現場でコントロールできない数字を管理している(ROEとか)

企業がコントロールできない数字をKPIにしている(GDPとか金利とか)

 

要はこれもアクションプランに結びつかないというわけです。

コントロール不能な数字なんか出してもアクションできないですからね。

KPIってプロジェクトマネジメントのWBSと同じだ

これを読んで冒頭でも書いた通り、

僕はKPIはプロジェクトマネジメントのWBSだと思いました。

プロマネで最初にプロジェクトのゴールを書いて

現状との差をタスクで割り出してWBSに仕立てていきます。

このタスクに割り出すというところがKPIと同じです。

ゴール=KGIであり、

各部署のタスク=KPIだというわけです。

タスクを数字で記載したものがKPIです。

 

これが僕のこの本を読んだ読書メモです。

ぜひ、良い本なので読んでみてください。

 

ゲンタ

 

こんにちはゲンタといいます。

自己紹介をします。

<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン

↓その後、改善施策を実施

<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万

大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。

ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。

なんだそりゃって感じですよね?

”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。

思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。

皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。

よろしくお願いします。

このブログの目的~Beyond the Financeはじめに こんにちはゲンタです。 僕は大学時代にさぼってしまい大学卒業後も就職もせずにぷらぷらとニートになりました。 その後、...

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