初心者向け

経理の仕事がつまらない理由と対処法1つだけ

こんにちはゲンタです。

経理の仕事がつまらないと感じる人は多いのではないでしょうか?
僕も昔はそうでした。

毎日、レポート作ったりしてるけどつまらないなー

毎月、決算書作ったり、四半期開示してるけど飽きたなー

と僕も思っていました。

経理の仕事がつまらない本当の理由はなんでしょうか?

そりゃールーティンだからでしょ
とか感覚的にはわかります。

僕はずーっと考えてきましたが
本当の理由がはっきりとわかりました。

<経理の仕事がつまらない理由>
「経理マン自身が自分の仕事が重要だと思えないから」です。

人は自分を重要だと思いたい性質があり
この欲求は食欲、性欲、睡眠欲並みに強いです。

サラリーマンが出世したいのは
給料をあげたいこともありますが
人から重要だと思われたいからの方が
強いと感じています。

自分を重要だと思いたい欲求を経理の仕事が満たしてくれないから
経理の仕事をつまらないと感じるというわけです。

やばいですね。

今日はその対処法まで話していきます。

今日の話を読んでくれたら
すこしでも視界が開けて次の行動が見えてくれたらと思います。

経理の仕事が重要だと思えないのはなぜか?

経理の仕事を重要だと思えないのはなぜなんでしょうか?

我々自身は専門性の高い仕事をしているという自負があります。

複雑な連結仕訳を入れても
海外送金を実施しても
固定資産台帳を登録しても
月次決算レポートを作成しても
有価証券報告書を作成しても
IFRS決算を開示しても
原価計算を毎月計算しても

なぜか、、つまらない

正直、同じことの繰り返しだからっていうことだと思っていました。
他のブログでは大体がルーティンが多いからと説明されています。

いやーそれも正いけど本質じゃないのでは?

(実体験)僕自身の大企業経理の体験から考えてみる

僕自身が中小企業で経理の仕事をしていたときは
正直、つまらないとは思いませんでした。

毎日、仕訳をきり請求書を発行して
支払いをして決算を組んで
売掛金管理をして・・・

逆に充実感があったくらいです。

大企業でもプロジェクトの仕事をしているときは
つまらないとは思いませんでした。

でも
大企業の経理をやっているときにはつまらなさを強く感じました。

まー単純に仕事に慣れたからスキルを習得したからとも言えるのですが

大企業で税務申告をやったり開示資料を作ったり
連結決算を組んだり・・・
このときは非常につまらないと感じましたね。

あー、だりーな
マジでつまらん
誰がやっても同じじゃん

大企業の経理でより虚しさを感じたのは
自分の仕事がどう会社の利益につながっているのか?
会社の価値向上につながっているのか?
実感できない。

それゆえにつまらないと感じていたのでした。

大企業にいると
経理の一部の仕事にしかタッチしないので
何をやっているのかよくわからなくなります。

岡本太郎の今日の芸術と相通じるものがある

岡本太郎が今日の芸術という著作の中で言っていました。

「現代人は虚しさを感じている。
 工場で部品を作っているが何をやっているかわかっていない。
 全体感を失っているのだ。それが虚しさを生んでいる。」

経理も同じです。

経理の仕事はバリューチェーンの最終行程のさらにその一部です。

商品開発→営業商談→受注→生産→出荷→入金

という流れの最終行程になり
全てのバリューチェーンの結果を記録するのが会計です。

作業型経理の典型です。

そりゃー重要だと思えないですよね。

誰でもできるわけですから
自分がやることに意味を見出せないというのも当たり前です。

高級な作業型経理仕事というプライドの罠

連結決算、税務申告、決算開示、業績分析レポートなんかは
一般的にはレベルが高い仕事だと思われていて実際に給料もそこそこ高いことが多いです。

本人たちも自分たちは高級な仕事をやっているはず
と思いながらも、なぜか自己満足感がなく
なぜなのか混乱してしまっていることがあります。

断言します。

連結とか税務申告とか開示のような高級な作業仕事こそが真のつまらない仕事なのです。

じゃあ、我々経理はどうしたらいいんだい?

となると思うので
僕なりの対処法を書いていきます。

経理の仕事に重要性を与える対処法

実は高級な作業仕事こそがつまらない仕事である。
ある意味誰でもできる作業型経理の仕事なのに
高級な仕事をやっているというプライドが邪魔をして
どんどん小さい人間になってしまう。

そういう罠があるというのは先ほど話した通りです。

でも、
こういう人こそ
大きく飛躍するポテンシャルがあります。

なぜかというと
もともと、優秀だし勉強もできるし
モチベーションもあるからです。

養分がたっぷりあるのに太陽が降り注がれてないから
ひ弱に育ってしまっている人たちみたいな感じです。

太陽を降り注げる上司がいないからです。

<経理の仕事に重要性を与える方法>

  1. 過去のアクション結果を数字にまとめていく仕事をなるべく簡単にする
  2. 余った時間で未来のアクションに影響を与える仕事に身を捧げること

これだけで全く変わってくる。

勝手に思考型経理になる。

未来に影響を与えると
会社の未来の業績に良くも悪くも影響を与えるのが
わかります。

自分がやったことで赤字が増える
自分がやったことでROIが改善する
自分がやったことでEBITDA倍率が改善した
自分がやったことで株価が改善した

こういう風になると俄然面白くなってきますよ。

自分が重要なことをやってるなと思えるからです。

未来のアクションに影響を与える仕事って何よ?

と思うでしょう。

経理が未来のアクションに影響を与える仕事の具体例

いくらでもあります。
具体的に書いて行ってみましょう。

<経理の仕事に重要性を与える具体例>
コスト削減

設備投資プロジェクション
新規ビジネスのプロジェクション
資金運用案の作成
税務戦略の策定
為替戦略
資産売却
資産購入
M&A
システム導入
BPO
組織改定
グループ会社の組織再編
自己株購入
借入
エクイティ調達
借り換え
人材育成
組織プラン

なるべくこういった仕事に関わっていくように
組織の中で仕向けていく。

上司はこういう提案を心待ちにしています。
(僕も部下からこんな提案が来たら涙します。。)

無下にはされないし
将来こういうプロジェクトが起きたら
アサインされるようになりますよ。

まとめ

まとめます。

経理の仕事がつまらない理由は次のとおりです。

<経理の仕事がつまらない理由>
「経理マン自身が自分の仕事が重要だと思えないから」
です。

なぜ重要じゃないと思うのか?

<経理に重要性を感じられない理由>
自分の仕事がどう会社の利益につながっているのか?

会社の価値向上につながっているのか?
実感できない。

高級な作業仕事こそがつまらない仕事である。
こういう人こそ大きく飛躍するポテンシャルがある。

もともと優秀だし勉強もできるし
モチベーションもあるから

だからこそつまらないと感じられるわけです。

つまらないからもっと頑張って面白くしようと考える頑張れる人だというわけです。

対処法は下記です。

<経理の仕事に重要性を与える方法>

  1. 過去のアクション結果を数字にまとめていく仕事をなるべく簡単にする
  2. 余った時間で未来のアクションに影響を与える仕事に身を捧げること

具体的なアクションプランとしては下記です。

<経理の仕事に重要性を与える具体例>
コスト削減

設備投資プロジェクション
新規ビジネスのプロジェクション
資金運用案の作成
税務戦略の策定
為替戦略
資産売却
資産購入
M&A
システム導入
BPO
組織改定
グループ会社の組織再編
自己株購入
借入
エクイティ調達
借り換え
人材育成
組織プラン

未来に影響を与えることで
未来が変わってくる。
予測ができるようになる。
全体感が見えてくる。

自分がやったことで赤字が増える
自分がやったことでROIが改善する
自分がやったことでEBITDA倍率が改善した
自分がやったことで株価が改善した

こうなったら当たり前のように
自分が重要なことをやってるなと思えるようになりますよね。

中にはハードルが低くできることもあります。

簡単なことからでいいので未来を変えていくと
視界が開けてくることが多いです。

ゲンタ

こんにちはゲンタといいます。

自己紹介をします。

<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン

↓その後、改善施策を実施

<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万

大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。

ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。

なんだそりゃって感じですよね?

”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。

思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。

皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。

よろしくお願いします。

このブログの目的~Beyond the Financeはじめに こんにちはゲンタです。 僕は大学時代にさぼってしまい大学卒業後も就職もせずにぷらぷらとニートになりました。 その後、...

ゲンタ