経理財務実務

結局、事業部門は財務部門に何を求めているのか?

こんにちはゲンタです。

今日はかなり大事な話です。

事業部門が財務部門に何を求めているのか?

について話していきます。

 

結論からいっちゃいます。

・月次損益レポーティングを早期の提出

・月次損益の変動要因の分析レポート、打ち手の提案

・新しいビジネスに対するプロセス構築

・事業部門が担うビジネスプロセスの簡素化

・M&Aや組織再編による支援

です。

 

こういったことをアウトプットとしてできれば

当たり前ですが事業部門から間違いなく感謝されます。

経理部門のお客さんは事業部門や経営層やかb

 

僕もこういった機能を発揮すべく日々精進しているのですが、

単純に月次の損益を早期提出するだけでも感謝されたりしますし

実際の僕の実感から話しています。

 

かなり具体的に事業部が求めているアウトプットを示しているのはわざとです。

 

よくビジネスインサイトの提出とかビジネスパートナー機能とか

曖昧な言葉でいう人がいますが、

いやそれって具体的に何よ?

って思うので具体的な内容にしてあります。

それでは具体的に説明していきます。

 

事業部門から求められる=経営層から求められると同意義であり、

この視点を持っているだけでも他の人に差がつきます。

月次損益レポーティングを早期の提出

毎月、FP&Aや管理会計担当者は

月次損益を役員や事業部門に対してレポートしています。

このレポーティングを早期化するだけで喜ばれます。

 

なぜかというと、このレポーティングにしたがって、

月次の会議で打ち手の正しさを検証したり、

問題点を把握した上で打ち手を出すわけで

事業部門としては早くレポートもらって

会議などに備えたいわけです。

 

早期化してくれると分析や打ち手を考える時間が長く取れるので

助かるってわけですね。

 

リードタイムが長くなるというメリットを出してあげているわけです。

地味ですがこいつわかってんなとなります。

月次損益の変動要因の分析レポート、打ち手の提案

要因分析レポートは当然セットなわけですが、

大概が経理部は要因分析を定型的にやっているだけで

口頭で説明できるレベルに至っていません。

 

自分で月次損益の変動要因を口頭で説明する。

という姿勢で行うだけで分析レポートの厚みが変わってきます。

ぜひ、自分で口頭で差異分析を説明できるまで分析してみてください。

 

これをやるとわかりますが、圧倒的にビジネスと数字が手に乗ってきます。

するとビジネス部門に差異分析を説明している中で、

ビジネス部門から打ち手などが出てきます。

本当ですよ。

 

僕は何度もこういった場面に出くわしていますし、

差異分析説明ができるのは経理部門の特権です。

経理部門があらゆる数字に紐づくデータを持っているからです。

そうすると事業部門で打ち手が見えてきて超感謝されるってわけです。

新しいビジネスに対するプロセス構築

事業部門は常に新しいビジネスをやりたいと思ってます。

なぜなら、売上をPlusオンできたり、利益をPlusオンできたりするからです。

いや、小さい売上で面倒くさいだけじゃん。

新ビジネスのプロセス構築面倒くさいなーーー

って思うかもしれません。

 

が、どんなビッグビジネスも小さい売上から始まるのです。

小さい新しいビジネスのプロセス構築を盛り上がりながら

一緒にやるだけでめっちゃ感謝されます。

 

どんなビッグビジネスも小さい売上から始まるという

視点とか姿勢が大事なんですね。

そういう視点で取り組むだけでアウトプットが全く変わってくるのです。

事業部門が担うビジネスプロセスの簡素化

事業部門は日々、売上増、利益増に向かって邁進しています。

一方で、既存業務で発生するルーティン業務があります。

受注、発注、請求書発行、経費精算、決裁書手続きなどなど

こういったルーティンのビジネスプロセスを簡素化できたら、

より売上増、利益増に向かった業務に集中することができます。

デジタルの技術を使って経費精算や受発注業務、決裁書手続きなどを

楽にしてくれたらそりゃーー喜ばれます。

M&Aや組織再編による支援

M&Aによるビジネス支援はある意味支援でもあり、

財務部門が直接的に売上増、利益増に貢献できる最大の見せ場とも言えます。

単純な話、財務部門が50%以上を担うこととなり、

M&Aによって事業部門の売上、利益増に貢献できるわけで

めちゃくちゃ感謝されます。。。

というのは意外とそうでもなくて、

事業部門は仕事増えることになったり、

ノルマが増えるだけで嬉しいようなきついようなというのが

実感だと思います。

これはどちらかというと経営層から評価されるというのが実感ですね。

本日のまとめ

今日の結論は、冒頭でも話した通り、

事業部門が財務に求めているものは次の通りです。

・月次損益レポーティングを早期の提出

・月次損益の変動要因の分析レポート、打ち手の提案

・新しいビジネスに対するプロセス構築

・事業部門が担うビジネスプロセスの簡素化

・M&Aや組織再編による支援

ということでした。

この機能を発揮できるように日々業務をやっていく癖をつけましょう。

これからの経理マンに求められるスキルが勝手に身につくので

めっちゃ得です。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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僕は大学卒業してからも プラプラとニートをしてました。

その後、零細企業になんとか潜り込みました。

そのあとは、簿記1級やUSCPAを取得したりつつ、

転職活動をやりまくりました。

その結果、一部上場企業に入社することができました。

決算などの作業仕事はほぼやらず、

プロジェクトを回したり、海外出張にいきまくるなどしました。

今では海外でCFOをやっています。

年収も1000万を超えました。

今後はファイナンススキルとプロジェクトマネジメントスキルを武器にして、

上場企業のCFOになってクリエイティブな仕事やろうと日々色々と学び、行動しています。

このブログのコンセプトは、 “Beyond The Finance” といいます。

なんだそりゃってかんじですよね。

もうちょっと詳しくみてやろうかなと思う方はこちらから読んでください。

こんにちはゲンタといいます。

自己紹介をします。

<昔>
・元ニート兼プータロー
・零細企業経理部で伝票を起票したり請求書を発行したりと作業仕事
・年収は300万円で、超いけてない経理マン

↓その後、改善施策を実施

<今>
・海外CFO
・従業員数千人企業の管理部門、M&A、FP&Aを統括
・年収は数千万

大きく変わることができました。
変わるポイントは作業型から思考型に仕事を変えていったことでした。

ブログのコンセプトは、 Beyond the Financeと言います。

なんだそりゃって感じですよね?

”作業地獄型の経理から脱出して、思考型経理になろう”
というのがその意味です。

思考型経理って一体なんだろう?と思っていただけたら
下記のリンクから読み進めていってください。

皆さんの人生が変わるきっかけになるかもしれません。

よろしくお願いします。

このブログの目的~Beyond the Financeはじめに こんにちはゲンタです。 僕は大学時代にさぼってしまい大学卒業後も就職もせずにぷらぷらとニートになりました。 その後、...

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