日経・雑誌を読んで一言

日立が日立金属を日米ファンド連合に売却する記事を読んで一言

こんにちはゲンタです。

今日は日経記事からひとつ考えて見たいと思います。

日立製作所7日、上場子会社の日立金属を米投資ファンドのベインキャピタルと国内系ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)などの日米ファンド連合に売却する方針を固めた。売却額は8000億円を超える見通し。日立はIT(情報技術)を軸とした事業の集中と選択を進め、独シーメンスなど欧米大手に対抗する。

日立が日立金属を投資ファンドに売却するという話ですね。

しかも日立金属は日立の中核子会社の一角で規模もかなり大きいです。

なぜこのような売却が行われるのか?

日立が日立金属を売却する意図

今回、日立金属を8000億円で売却するに至ったのは

まず日立金属の業績悪化が背景にあります。

21年3月期は460億円の赤字、前年も376億円の赤字と

業績が悪い状況が継続しています。

日立金属のビジネス自体は世界トップシェアがいくつもあるようですが

足元で投資がかさんだことが要因と記事にはあります。

 

こういった赤字事業を切り離したい意図が一点です。

 

もう一点は先日発表されたグローバルロジックというIT系企業への投資1兆円があります。

これのキャッシュフローのために売却を決断したということなのでしょう。

 

いずれにしても金属事業を売却してIT事業への入れ替えを行った。

これが日立の本件の意図であることは間違いありません。

このような流れは現在の潮流としてあるべき流れではあり

妥当な資産の入れ替えであるというふうに判断されると思います。

では、一方で投資ファンドはどのように本件取引で利益をあげるのでしょうか?

投資ファンドの意図

そもそも赤字事業であるため、格安で購入できるという判断と

赤字ではあるがトップシェアがいくつもあり

日立では行えないような思い切ったリストラやコスト削減策を実行できるため

日立がやるよりも投資ファンドが手がけた方が業績回復を見込めるということから

買収に至ったものと思います。

 

結果的に、そこに本件M&Aの妙味があり

投資ファンドとしては業績を黒字化して

イグジットというストーリーが見えているということのはずです。

まとめ

M&Aが行われる背景は現在の潮流から離れた事業の切り離しと

事業の入れ替えを目的とした大手事業会社の意図と

投資ファンドの思い切った施策が打てるという客観的な視点から

同じようなM&Aは他の会社でも起きると考えられます。

 

また、我々としてもこのような流れでM&Aの成約が起こりうるのだなということを

念頭に日々の業務の中で同じようなことができないかと考え

関係者や社外の人との雑談をしていくと同じようなことが規模は違えど

おこる可能性があるということです。

 

ゲンタ