(CFO伝説)ステファンボーレンバックの物語で有名CFOの仕事ぶりを勉強する

この記事は6分で読めます

こんばんはゲンタです。

 

今日は伝説のCFOとして有名なステファンボーレンバックという人について紹介していきます。

 

伝説の有名CFOの仕事ぶりを見て

こんな面白いことがファイナンスでできるのか

このみちで頑張ろうって気持ちを育てよう

というわけです。

 

ボーレンバックっていう人は

米国人の有名なCFOなのですが、

最終的にはヒルトンホテルのCEOまで行った人なんです。

 

わかりやすいところでは、トランプ大統領がむかし、
バブルが弾けた時に借金まみれで破産しそうだったところを
財務担当としてトランプを救いあげた人でもあります。

 

この人の得意技は、ディールメイキングです。

 

ジェリーヨークのようにオペレーションに強いというわけではなく、
M&Aや財務リストラクチャリングや財務施策によるバリューアップが
得意技にしてのし上がったわけです。

 

ちなみに、この人は
ゲーリーウィルソンの弟子で、
マリオットホテルにも在籍してました。

 

では、早速略歴をみていきましょうー。

伝説のCFOボーレンバック氏略歴

 

まずは顔からいきましょうか。
まあ、豊かな顔付きで人から好かれそうな顔してますね〜。羨ましい。

 

ボーレンバックは、
カリフォルニア州立大学を出たあとに、
ダニエルルートウィックにCFOとして採用されました。

 

1982年から1986年はマリオットホテルに在籍していました。
ここでゲーリーウィルソンの下で修行できたことがその後の飛躍の肥やしになります。
(こうしてみてもゲーリーウィルソンの凄さはヤバイですね)

 

その後、
トランプに買収されそうになっていたホリデーホテルのCFOとして採用されて、
買収阻止を主導します。

 

その後、92年には破綻の危機に陥ったトランプに 請われて再生の仕事に手をつけます。

 

93年にマリオットホテルに戻り、
マリオットホテルを分割するなどして
価値を高めます。

 

分割されたホストマリオットのCEO就任。

 

96年にはゲーリーウィルソンの推薦によりディズニーにCFOとして入り、
ディズニーによるABCキャピタルシティーの買収をリードしました。

 

96年 にはヒルトンホテルCEO就任
といった経歴ですね。

 

ちなみに、ボーレンバックはこんなことを言っいます。

 

「企業の価値は80%が戦略如何による」

では、実際にどんなことをやってのし上がって行ったのかをみていきましょう。

 

実績①ホリデー買収阻止策

 

ホリデーインホテルは当時トランプホテルに
買収先として目をつけられていました。

 

なぜなら、

ホリデーは当時経営は順調だったものの、
低い株価でありかつ、
資産には含み益をか抱えていたからです。

 

この2点にトランプは目をつけたわけです。

ちなみに、ホリデーインホテルは
アメリカでは超有名でして、
僕も出張で宿泊したことがあります。

 

パンケーキマシンがビックリしました。

うまかったです。

 

横道にそれました、、
ボーレンバックはこの状態の中で、
CFOとして超アグレッシブな財務政策を
打ち出します。

 

どんなスキームか?

 

それは、
借り入れしまくって資金調達をして
さらに持っていたホテル不動産を
売却して、調達した資金のほとんどを
配当してしまいます。

 

そうなると、どうなるか?
これ、まずはホテル不動産が秘めていた
BSに表現されていなかった含み益がなくなります。

 

で、
ホテル経営のオペレーションに集中することにより、

財務レバレッジが高い会社になります。

つまり、ROEが飛躍的にたかまったわけです。

 

これ、マリオットホテルでゲーリーウィルソンとアルチェッキがやったことと
ほぼ同じですね。

その結果、株価がガツンと上がりました。

 

 

そうなってしまうと、
トランプは資産の含み益や低い株価に目をつけて買収しようとしていましたが、
買収する価値がなくなってしまったわけです。

 

ですが、
トランプはこの一連の買収阻止にかかる
財務政策を主導したボーレンバックを
「敵ながらアッパレ」と思ったようですね。

 

しかも、トランプ自身も
保有していた株価が上がり
儲かったわけです。

 

ちなみに、
これと似たようなことが
10年前くらいにありましたね。

 

2005年に
村上ファンドが阪神電鉄が持っていた
土地などの含み益がBS上で
表現されていなかったこと、
400円台という低い株価に目をつけて
ドンドン株の買い増しをしていき
株価は1200円台までいきました。

 

その後、阪神と阪急が合併されました。

このあたりの話も面白いのですが、

ここではボーレンバックに集中したいと思います。

 

次の実績をみていきましょう。

 

実績②ディズニーによるABCキャピタルシティーの買収

 

ディズニーのCFO時代にABCキャピタルシティーを買収することを計画しました。

ですが、この際にボーレンバックは190億ドルの買収コストのうち、

100億ドルを借り入れでまかなうことを提案しました。

 

当時、ディズニーはキャッシュリッチであり、借り入れが不要であったにもかかわらずです。

 

なぜ、借り入れを計画したのか?

 

資本政策の基本ですが、

適切なバランスでの負債の導入により資本コストを下げることができるからです。

要はキャッシュリッチだったので、この買収をチャンスとして考えて、

一気に財務レバレッジを高めようとしたってわけです。

 

当然、ROEが高まる傾向になり、
株価があがる傾向になります。

 

この基本を実行したにすぎません。

 

が、ここでのポイントは、この提案をしたことではなく、実行した事実であり、
これを当時のCEOであったマイケルアイズナーに了承させることができた点です。

 

営業型のトップは、借り入れする必要ないではないか?

金利コストがもったいないではないか?

とはねつけられる可能性があります。

 

実際に、アイズナーは借り入れときき、
ビックリしました。

 

こういったシチュエーションは、
日本のキャッシュリッチな優良企業でも起こり得ます。

 

このようなファイナンスの基本を理解されにくい状況の中で実行していくには、
トップからの信頼を勝ち得ていなければ
ならないわけです。

 

では、ボーレンバックはどのようにアイズナーの信頼を勝ち得たのか?

 

これは色んな本を読んでもわかりませんでしたが、

おそらく、トランプ再生時にトランプ自身を説得したように

ひとつひとつ丁寧に説明していったということでしかないでしょうね。

 

このコミュニケーションスキルが
ボーレンバックの武器だなあと思います。

 

まとめ

ボーレンバックはこれまでみてきた通り、
ディールメイキングが得意技です。

ジェリーヨークとは得意技が違います。

 

が、両者に共通しているのは
何か大きな危機が起きている状況の企業に
果敢に飛び込んでいき、キャリアを切り拓いている点です。

 

危機があると、ドラスティックな背策がうけいれられやすく、皆が腰が引けている。
つまり、キャリア構築上のブルーオーシャンになり易いといえます。

 

それはM&Aに限りません。

 

自ら株価を合法的に引き上げていくための
財務政策を仕組んで進めて行ったわけです。

 

それはビジネス上の理解もしつつ、
どちらかといえば、ファイナンス面から
ビジネスの価値を適切に表現することによって、株価をあげるという手法であるように思えます。

 

つまり、それは村上ファンドが阪神に目をつけたように、

日本のあらゆる会社でもそのようなホワイトスペースが、あるはずなわけです。

 

そういったチャンスを発見して
自ら財務政策を仕組んでいくのも
面白いなーっていうようにも思います。

 

もちろん、リーガルやバリュエーション、
ドキュメンテーション、DDといった
ディールメイキングにかかる専門知識も大切ではありますが、

それは専門家を雇えばいいわけです。

 

それよりもどこにそのようなチャンスがあるかをリサーチしたり、

実現可能性を読み切る力を持つ方が価値が高いですし、
希少価値が高く、やろうとする人がいないので

ブルーオーシャンじゃないかなと思います。

 

僕が今までみたM&Aの専門家は専門家系か持ち込み案件を対応する系がほとんどです。
自ら、価値をクリエイトしようとしている人は見たことないです。

 

僕は思考することによって

価値を創造できるCFOになれるようにがんばろーっと思った次第です。

そのほうが面白そうだからです。

 

というわけで、今日の話もほぼ自分の勉強をメモったにすぎませんが、

参考になったらなというわけでありがとうございました。

 

CFOに求めれる財務専門知識については下記の記事で詳しく書いていますので読み進めてください。

 

日本でCFO になるための3つのファイナンス専門知識を勉強する近道とは?

 

CFOになるためのキャリアパスについて詳しく話しています。

【CFOキャリアパス】40代経理マネージャーからCFOへの道

 

こちらの記事では現代のCFOが求められる役割についてまとめています。

現代CFOの役割とは?

 

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僕は大学卒業してからも プラプラとニートをしてました。

その後、零細企業になんとか潜り込みました。

そのあとは、簿記1級やUSCPAを取得したりつつ、

転職活動をやりまくりました。

その結果、一部上場企業に入社することができました。

決算などの作業仕事はほぼやらず、

プロジェクトを回したり、海外出張にいきまくるなどしました。

今では海外でCFOをやっています。

年収も1000万を超えました。

今後はファイナンススキルとプロジェクトマネジメントスキルを武器にして、

上場企業のCFOになってクリエイティブな仕事やろうと日々色々と学び、行動しています。

このブログのコンセプトは、 “Beyond The Finance” といいます。

なんだそりゃってかんじですよね。

もうちょっと詳しくみてやろうかなと思う方はこちらから読んでください。

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プロフィール

はじめまして、
ゲンタという名前で ブログをかいてます。

僕は大学卒業してからも プラプラとニートをかましてました。 いやー、ぶっちゃけバイト三昧でした。

ですが、バイトって稼ぐ効率悪くない?いちいち探すの面倒じゃね?と思い始め、 なんか楽そうだなーっという安易な理由で 経理を仕事にしました。

最初は超零細企業の経理職に なんとか潜り込みました。

その後、簿記1級を取得したり、 USCPAを取得したり、TOEICで900点を超えたりして、転職活動をしまくりました。

一部上場企業に転職して 最初は決算やら作業仕事をやっていましたが、すぐに作業地獄系の仕事に飽き飽きしました。 その後、複数のプロジェクトを回したり、 海外出張にいきまくるなどしていました。英語なんか全く喋れなかったのに、ビジネスで英語を使えるようになりました。 で、現在は海外でCFOをやっています。

年収も1000万を余裕で超えました。

今後は仕組み化スキルと マーケティングをベースにした管理会計スキルの2つを武器にして、上場企業のCFOになろうと日々色々と学び、行動しています。

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